NGT48暴行事件 第三者委報告を説明(全文2)山口さんは報告書の中身に不満
報告書の説明を受けた山口さんの様子は?
朝日新聞:すいません、朝日新聞の【コマツ 00:33:08】です。早川さんにお伺いしたいのですが、先ほど今後、メンバーとのコミュニケーションを深めなければいけないというお話もあったんですが、先ほど質問にも出ていたんですが、この報告書を、説明を受けたときの山口さんのご様子と、あと、それを不満かどうか、どう思っているのかっていうことについては、どういうふうにお話を伺っていますか。 早川:山口に説明をしたときは、やはり私が言ったことがちゃんと書いていないじゃないかという不満は持っておりました。それは山口に限らずほかにヒアリングを受けたメンバーだったり、シートに記入したメンバーも同じような思いを持っていると思います。ただ、事実としてこのような調査報告書が上がってきたことに対し、それは真摯にみんな受け止めていると感じました。 朝日新聞:山口さんの主張で認められた部分と認められていない部分があると思うんですが、調査報告書には認められなかった部分も記載はされているかなと思うんですが、それでもなお山口さんとしては自分が言ったことが書かれていないというような認識だったんでしょうか。 早川:そうですね、自分が言ったことが書かれていない、どの部分を指してそれを言っているのかまでは話はしていないんですけれども、これが全てだよと言われて、ああ、そうですかというふうに納得している感じではありませんでした。 朝日新聞:山口さんから今後の活動について、例えばNGT48を卒業したいとか、活動をやめたいとかそういったお申し出などはありましたか。 早川:今ちょうどそれも含め話し合っているところなのですが、運営としてはやはりまたNGTに戻って、みんなで一緒に前を向いて頑張ろうという姿勢は変わっておりませんし、それも山口に伝えておりますので、山口がそれを話し合って判断することだと思っております。 朝日新聞:確認なんですが、山口さんからはやめたいというような申し出、そういう考えは伝えられてはいるわけですね。 早川:正式にそのような話を私が聞いているということはございません。 朝日新聞:ほかのメンバーから今回この報告書を見て、この件を受けて活動をやめたいと、そういった考えを伝えられたメンバーっておりますか。 早川:私のところにそのような話は今のところは来ておりません。 朝日新聞:分かりました。あと、今回の問題で報告書、松村さんお願いします。報告書の中でAKSの取締役会が重大な事態だと捉えるのが遅くなったというような趣旨のことが書かれているのですが、12月の8日、9日以降、いつどういう形で、何がAKS本体に伝えられたのかという経緯を教えてください。 松村:事件に関しては12月8日発生して、翌日には報告があったと思います。ただその時点では今村のほうで、前支配人のほうで対応するということで指示もしておりましたし、そのように今村も対応していたと思います。ただやはりその後の共有がしっかりなされていなかった。これはもう今村がというより私のほうの認識の甘さかなというふうに考えております。 朝日新聞:12月9日の時点で2人逮捕されて、ここに書いてあるような状況、公演でマネージャーさんにも立ち会ってお話しして、複数のメンバーの名前が出たという、こういう事態で取締役会というか、AKS本体のほうはNGT運営だけで解決できる問題だっていうふうに本当に捉えたんでしょうか。 松村:解決できるというよりも認識の甘さっていうことで申し上げますと、その時点では警察の捜査ということがまず1点ございました。それとメンバーへの結果的には2次的な被害ということがこのように広がってはいるんですが、NGTおよびメンバーの2次的被害ということを阻止しなければいけないということの、今村にはもちろん指示はいたしましたけれども、警察のやっぱり捜査の行方をっていうことを一番重要視しておりました。