中学生が小学生に100円で転売、大人だけの来店も続出…子供食堂を中止 たこ焼き屋店主が決めた新ルールとは?
新たに設けたルールとは?
どうすれば、必要な子供たちに届くかを考えた上で、8月12日から再開(9月1日まで)。新たなルールを設けて、店頭で告知することにしました。 ・たこ焼き6個50円 お菓子とジュースと「たこば」のシール付き ・1日1回1パックのみ ・購入は自分の分だけ(親や友達による購入は不可) ・お店で食べる、もしくは持って帰って家で食べる 子供が、店頭で「おっちゃん、たこやきちょーだい」と伝えると、島田さんがその子のためにたこ焼き6個を準備してくれます。 取材中、たこ焼きを買いにやってきた母親2人と男の子5人は近隣に在住。男の子たちは、たこ焼きの生地を準備する島田さんに、「それって、だし入れてるん?」「たこは、いつ入れるん?」など興味津々。 母親にお話を聞くと、「以前から気になっていたたこ焼き屋さん。Xのポストを見てやってきました。育ち盛りの息子がいるので、たこ焼き6個50円におやつとジュース付きはありがたいです」。実は昼間に来店したものの忙しそうだったので、夕方に再訪したそう。 男の子たちが「ありがとう!ここのたこ焼きは特においしいって学校で言うわ!」と、帰りぎわに元気よく言うと、島田さんも「ありがとう。みんなに言うといてな~」「ゴミはちゃんとゴミ箱に捨ててや」と返事。このような「子供たちとの会話も楽しみのひとつです」と話す島田さんは、Xでも子供との印象に残る会話を投稿し、地域の子供たちを見守っている様子が伝わってきます。 また「たこ焼きとジュースまで頂けるとは思わず、驚きすぎてきちんとお礼できず失礼しました。夏休み中は食費がかさみます。このような素晴らしい試みをしてくださって、本当に頭が下がります。次回は、親の私が買いに行きます。お身体どうかお大事に」といった親からの感謝のメール、「どこのたこやきやさんよりも中がふわふわしていておいしいです」「あついけどがんばってね」といった、子どもたちからの手書きメッセージは島田さんにとって宝物です。