新型コロナの新規陽性者「少しずつ、ただ確実に増えている」大阪・吉村知事会見12月21日(全文1)
高齢者の方もLINEを使う人が非常に多い
でもデジタルって本来便利なものであるものですから、高齢者の方にとっても使いやすくて分かりやすくて、よりデジタル技術を使いながら豊かな暮らしができるようにというふうにしていくべきだというのが基本的な考え方です。これを、いわゆるスマートシティの分野でですけれども、このスマートシティの分野でもシニアの方のライフ事業を応援しようということが趣旨です。 これについては民間のコンソーシアムで、多くの民間の方の協力で成り立ってる事業です。府税を投入するんではなくて、民間の皆さんの寄付であったり知恵であったりサービスであったりということで成り立ってる事業ですので、まず民間の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。今、なぜ、そしてそれ、今回はLINEを使ったこの「おおさか楽なび」です。なんでLINEなのというところなんですけども、一言で言うと、高齢者の方もLINEを使ってる方が非常に多いというような状況だということが結論です。皆さんが普段使ってるものを使って、そして便利なツールをつくろうじゃないかということです。便利なコンテンツをつくろうじゃないかということです。 これを見てもらったら分かるんですけども、スマホのまず利用率なんですが、この4年で大きく変わってきています。この4年で60代のスマートフォンの利用率、2018年のときは52%だったんですが、今は91%になってます。そして70代においては、4年前は26%でしたが、今は70%になってます。つまりこの4年、この数年で60代や70代の方のスマートフォンの所有率、利用率が非常に伸びてきてるということです。70代で70%です。60代で90%。逆に、いわゆるここのフィーチャーフォンって書いてあるのはガラケーのことですけれども、ガラケーの使用率はぐっと下がってきてるという状況。
AIを使って会話ができる
そして、じゃあどんなものを使ってるんですかというと、LINEの利用率が非常に高いです。ここにはSNSが、TwitterやInstagram、Facebook、TikTok等の利用率を、年代別利用率を書いてるわけですが、60代、70代でも、LINEの利用率は60代で76%、70代で69%、ほぼ70%です。それ以外のものについては10%前後。つまり高齢者の方っていうのはスマホを持ち、そしてLINEを使ってる方が非常に多い。便利だというのもあると思いますし、例えば子供や孫との連絡ツールでLINEを使われてるという方も多いんだろうというふうに思います。ですので、そのLINEを使って、このスマートシニアライフ事業を展開していこうじゃないかと。「おおさか楽なび」はそういうスタンスに立っています。 また、ここは個人情報を取得するものではありませんので、そこだけは伝えておきたいと思います。セグメントとして年代、それから性別、それから住んでる地域、そこを登録していただければこのサービスが利用できるようになります。どういうことかっていうと、日常の生活で、例えばニュース、天気だとかお料理だとか、あるいは防災関連情報であったり、あるいは集いであったりイベントであったり。大ちゃんと話す。大ちゃんと話すっていうのはAIを使った、チャットを使ったお話し相手になると。これ、AIを使ってることでしたかね。 職員:はい。使っております。 吉村:そうですね。AIを使って会話ができるというようなものになります。これも実証実験でやってる最中なんですけども、大ちゃんとここで会話をしたり、あるいはイベントに参加したり、そういうこともできると。あとはサービスメニューでいくと、暮らしをサポートしたりする行政サービスであったり、健康サポートであったり、ライフプランであったり、それぞれの市町村のLINEサービスにつなげるとか、そういったことも展開されてます。ぜひ友達登録をしていただけたらと思います。 具体的にさらにどんなことをするのかというと、例えばニュースとか料理のレシピとか毎日の暮らしに役立つ情報、あるいは行政サービス、そして事業に参画してる民間企業による買い物であったり、介護であったり、健康増進であったり、さまざまなサービスを提供していきます。