新型コロナの新規陽性者「少しずつ、ただ確実に増えている」大阪・吉村知事会見12月21日(全文1)
大阪府の吉村洋文知事は21日午後、定例会見を行った。 ◇ ◇ 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年12月21日)
着実に全ての年代で少しずつ増えている
司会:ただ今から知事記者会見を始めます。よろしくお願いいたします。初めに知事よりご説明がございます。知事、よろしくお願いいたします。 吉村:私から5点、5点です。まず1点目です。新型コロナウイルス関連についてです。まず現状ですけれども、これが今の新規陽性者数です。第7波がこういった状況になっていますけども、今、現状確実に増えてる状況にあると、1.2倍から1.3倍ぐらい。少し前までは1.1倍、1.2倍ぐらいでしたので徐々に増えつつあるという状況です。ただ、前の波ほど急激な、2倍、2倍というような流れにはなっていないというのが今の現状ですが、全国的にもそうなんですけども、少しずつ、ただ確実に増えてるという状況が続いています。 陽性率です。現在の陽性率は29.6%、約30%の陽性率です。ここも第7波見ますと急激に上がってまして、最大で68%、70%ぐらいの陽性率のところが一番高かったわけですが、今、29%、約30%ということで、陽性率も感染者の増加に合わせて少しずつ増えてきてるんですけども、急激に上がってる状況ではないというのが現状でもあります。ただ、増加傾向です。これ、年代別の新規陽性者数です。それぞれ1.01、1.02、1.03辺りで、着実に全ての年代で少しずつ増えてるというのが現状です。
高齢者施設のクラスターが増えている現状
クラスターです。クラスターにつきましては、やはり高齢者施設が多いです。高齢者施設のクラスターが増えている現状にあります。病床使用率です。昨日現在48.1%の状況です。もうすぐで50%に達するというような状況になります。ただ、重症病床の使用率は8%ということで、重症者で病床が埋まるというような状況ではないけれども病床使用率は上がってきてるっていう現状です。 宿泊療養です。ここは今、25%ということで、ここも前回の第7波に比べると、急激にぐーっと上がって、前回、波上がったんですが、今回はそんな波大きく上がってないのと、併せて病床使用率ほど増えていないという現状にもあります。これはもう、そもそも希望者が少ないというようなことも聞いていますので、このコロナにおいて宿泊療養を活用される方が少なくなってきているという現状にあるというふうに思っています。そして今、大阪府の方針としても、9000室あるわけですが、できるだけ高齢者の方が、高齢者用の宿泊療養施設ということも今増やしていってるという状況です。全体としての数は今後減ってくると。確保する施設数も減ってくるというふうに思います。感染者が増えてきても、もう今はなかなか、宿泊療養施設を希望される方も非常に少なくなって、自宅でという方が非常に多いということだと思います。 以上が現在の新型コロナウイルスの感染状況です。確実に、少しずつですけれども増えてきているという状況でありますので、日頃の基本的な感染対策と、そして検査キット、解熱剤の備蓄をお願いしたいと思います。また、ワクチン接種をぜひお願いしたいと思います。リスクの高い方は特に気を付けていただければというふうに思います。 スマートシニアライフ事業についてですね。LINEの公式アカウントを開設いたします。「おおさか楽なび」ですけれども、これをオープンいたします。これは、今、スマートシティ部で進めてますけれども、高齢者の方こそがやはりこのデジタルの良さを、恩恵を受けて、より豊かな暮らしができるようにしていこうじゃないかということの事業の一環です。若い世代でデジタル技術がどんどん進んでいって活用されるというのはもう承知のとおりですけれども、高齢者との、いわゆるデジタルに関する情報の格差というのが非常に大きくなってきている。