あの高級品がこんなに簡単!? 絶対成功する「栗ようかん」の作り方
栗は甘露煮、あんこは既製品を使って楽チンに!
次に今回の主役である栗ですが、お手軽に甘露煮を使っています。もちろん生栗から作ってもいいのですが、その場合には、栗の皮をむく→むいた栗をさらす→色づけにくちなしの実を入れて下茹でする→冷まして色をしみ込ませる→取り出して蜜と炊くという、やや面倒な工程がプラスされます。実家から生栗をたくさん送ってきた、もしくは栗拾いに行った、など栗を大量に入手した場合にはぜひトライしていただくとして、「初心者なら甘露煮でも充分おいしくできますよ」と野本さんも言ってます、ハイ。
同様にあんこも今回はパックに入ったタイプを使用していますが、時間に余裕があるなら小豆をたっぷりの水に浸し、砂糖と炊いて自家製あんに挑戦してもよいでしょう。ただし、初心者がつくるあんこはパサパサしがちですので、最初から冒険しないほうがよいかも。
簡単な栗蒸しようかんですが、それでもコツはありまして……まずは、ボウルに入れた材料をひたすらよく混ぜること。材料がきちんと混ざることで、蒸しようかんのなめらかな食感が生まれます。
というわけで、まずは分量の砂糖、小麦粉、片栗粉をボウルに入れてよく混ぜ、次にこしあんを入れよく混ぜ……。あんこは混ざりにくいんですが、ヘラなど使って気長にやりましょう。
あんこが粉になめらかになじんだら、分量の水(50ml)を2~3回に分けて入れます。
水がよく混ざったら、半分に切ってラム酒をしみ込ませた栗の甘露煮を入れていきます。
次に、なめらかになったようかん生地に栗を加え、クッキングペーパーを敷いた流し缶に流し入れましょう。
流し缶に入れたら、トントンと軽く落とすようにして中の空気を抜いておきます。さらに、仕上がりをキレイにするためにも、表面をなめらかに整えます。
野本さんはスクレーパーといわれる洋菓子でよく使われるヘラを使っていますが、なければ他のヘラや、スプーンの背面などでも良いかと。
蒸し器に入れる際は、蒸気が出ている状態で入れてください。やけどにもご注意してくださいね。