壁を飾ることで、インテリアはグッと素敵になる。賃貸でも問題なく絵をかける方法【パリ在住・井筒麻三子】
人気YouTubeチャンネル「GOROGORO KITCHEN」のMamikoこと井筒麻三子さんが、パリでの家探しや新しい暮らし方を綴ります。 欲求に駆られて衝動買いした「まったく不要な家具」が、実は最高だった話【フランス在住・井筒麻三子】 先週は、イマイチだなと思っていたキッチンをプチDIYし、カウンタートップの柄を替えたことをお届けした。思ったほど大変ではなかったのに、かなり印象が変わり、見た目が自分好みになったことで、キッチンに立つ時の気分がグッとアップするようになった。 それと同時に着手したのが、リビングに置きっぱなしにしてあった絵や写真の額を飾ること。引っ越した家は、壁がコンクリートなのかかなり硬く、前の家のように釘を簡単に打てる感じではなかった。どうしたものか……と思っていたのだが、ホームセンターに行った際、「壁に傷をつけることなく、絵を飾れるよ!」という謳い文句のアイテムを発見した。 実のところ「本当にこんなテープで、留まるのかなあ……」と思ったのだけれど、ものは試しと購入してみることにした。家に帰って早速パッケージを開けてみると、粘着テープに、さらにマジックテープ(面ファスナー)が組み合わされた作りになっている。 粘着テープをちょいと貼るだけのものだったならば、あまり信用ならないわと思った気がするが、少なくともマジックテープ同士はしっかりホールドするはず。そして我が家の壁は、先にも書いたようにコンクリート?のような硬い素材。表面にはペンキが塗ってあり、ツルツルっとしてるわけではないものの、粘着テープも簡単には剥がれなさそう。裏側に書かれていた注意書きを読むと、耐重はなんと、一番大きなテープを4枚つければMAX7.2kg! そもそも絵1枚はそこまで重くないわけで、これならなんとかなるのかも? と、にわかに期待感が高まった。
テープを貼る部分と壁をしっかりアルコールで拭き取り、ぺたりとテープを貼り、壁に持てる力を振り絞って(?)押し付けたところ……結果は大成功! 全く絵が落ちそうな気配はないし、テープで貼っている感も感じない。思った以上に簡単なうえホールド力もある様子に、これだったら前の家もこのテープで良かったのでは? と思ったほど。 以前だったら「粘着テープなんて無理でしょ」と思い、お金の無駄遣いとばかりに買うのをやめていたかもしれない。でも、市場のアイテムはどんどん進化しているわけで、思い込みをやめて新しい提案を取り入れてみると、驚くほどすんなり、自分のしたいことを実現してくれることもあるのだなあと実感。すっかり気をよくして、このテープを使いつつ他の絵をどこに飾ろうか、目下画策中だ。 撮影/Yas
井筒 麻三子