【2024年最新】任意継続と国民健康保険ではどっちがお得?退職後に選ぶべき健康保険を解説
【法改正】任意継続を脱退して国民健康保険に加入することができるように
令和4年1月の健康保険法改正では、それまで認められていなかった任意継続の中途脱退が認められるようになりました。 任意継続は2年間加入できますが、退職後に働く予定がない人や収入が大きく下がる人は、国民健康保険に比べて保険料が割高になる場合があります。 健康保険を被保険者の生活実態により即したものとするため、任意継続の中途脱退が認められたのです。 健康保険を任意継続した人で「今後しばらく働く予定がない」「退職後の収入があまり多くない」という場合は、中途脱退して国民健康保険に切り替えたほうが、保険料の負担がお得になる可能性があるでしょう。
まとめにかえて
健康保険の任意継続と国民健康保険とでは、加入条件や保険料の算定基準が異なるため、どちらがお得になるかは人によって異なります。 退職後の見込み収入額や世帯構成から、自分に合うものを選んで加入するとよいでしょう。 任意継続は期日までに申請しないと受けられません。一方、任意継続は中途脱退が可能なため「任意継続→1年後に国民健康保険に切り替え」といったプランも実現可能です。 どちらを選んでも大差がない人は、任意継続を経由して国民健康保険に切り替えることも検討しておきましょう。
参考資料
・全国健康保険協会 大阪支部「任意継続のご案内」 ・札幌市「令和6年度国民健康保険料の目安 64歳以下の公的年金収入以外の場合」 ・厚生労働省「全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律について」 ・中央区「国民健康保険料の軽減・減免」 ・全国健康保険協会「6.任意継続被保険者の保険給付」
石上 ユウキ