今日開幕女子ゴルフ…鈴木愛、渋野日向子、畑岡奈紗”ビッグ3”有力も新型コロナのブランク影響でV争いに波乱の予感?!
「去年考えていたのとは全然違う1年になりましたが、このオフの何カ月かでアプローチをしっかりやってきました。試合で試せれば今後の米ツアー、日本ツアーでもっとレベルの高いゴルフができるのではないかと思います。それを実践する2020年にしたいです」 渋野も開幕Vを狙っている。 だが、選手たちに共通するのは、試合勘が鈍っていること。そういう意味では、新型コロナ禍後、初めて行われた兵庫でのプロ大会で優勝した2年目の古江彩佳(フリー)は怖い存在だ。この大会ではホールインワンも達成。 「調子はボチボチ。まだ集中しきれていない」と本人は納得していない様子だったが、正確なショットを武器にメンタルも強い。その潜在能力に疑いはなく、渋野、鈴木、畑岡のビッグ3を脅かす一番手の存在といっていいだろう。 渋野、畑岡と同じ1998年度生まれの勝みなみ(明治安田生命)、河本結(リコー)、原英莉花(日本通運)ら黄金世代も、体調などに問題がなければ上位に絡んでくるはず。 昨年のプロテストに合格し、待たされ続けたデビュー戦となる2000年度生まれで“ミレニアム世代“と呼ばれる安田祐香(NEC)、吉田優利(エプソン)、その1学年下の西郷真央(大東建託)らルーキーたちも、うまく乗れればチャンスはある。 昨年までアマチュアだった安田は無観客試合にも違和感はない。 「お客さんがいないのは寂しいけど、無観客は慣れているので大丈夫です」 タレント揃いのルーキーたちが旋風を巻き起こす可能性も。波乱の予感をさせて厳戒態勢の中、予選ラウンドが始まる。