“第2のシブコ”誕生の予感!今年の女子ゴルフはミレニアム世代のルーキーに注目…キュートな一番手は?
3月の沖縄からスタートする女子ゴルフの国内ツアーは今年も大いに盛り上がりそうだ。昨年は渋野日向子(21)が海外メジャー「AIG全英女子オープン」を制するなど無名の存在から一気に大ブレークしたが、今年も“第2のシブコ”が誕生する可能性を十分に秘めている。その有力候補がひしめいているのが、昨年のプロテストに合格したミレニアム世代と呼ばれる2000年度生まれのルーキーたちだ。 その中でも一番手は、この世代のエース格としてアマチュア時代から数多くのタイトルを獲得してきた安田祐香(19)だろう。兵庫・滝川二高2年時の2017年に「日本女子アマ」に優勝。JGA(日本ゴルフ協会)のナショナルチームのメンバーとして活躍し、大手前大に進学した昨年4月には初めて開催された「オーガスタナショナル女子アマ」に日本からただ一人出場して3位に入った。同月には2位に8打差をつけて日本の女子では初めて「アジアパシフィック女子アマ」を制し、「エビアン選手権」と「AIG全英女子オープン」の海外メジャーの出場権も獲得。「エビアン」は37位でローアマに輝き、「全英」も予選を通過した。 初挑戦だったプロテストには一発合格を果たし、今季前半戦のツアー出場優先順位を決める昨年12月のファイナルQTは2位通過。3月5日からの今季開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・琉球GC)でプロデビューを果たす。キュートなルックスも魅力で、人気指数ともなるインスタグラムのフォロワー数はすでに3万を突破。渋野の38.2万は別格として、注目度は群を抜いている。 アマでの目立った実績がなかった渋野とは違い、エリート街道を歩んできた“即戦力ルーキー”はアマ時代に出場した国内ツアーでは20試合で予選落ちはわずかに1試合だけ。「多くの経験を積ませてもらって、調子が悪いときでも大崩れしなくなった。1試合でも早く優勝がしたい。強くなるために将来は米ツアーに行きたい」。最大の武器はショットの精度の高さ。抜群の安定感で間違いなく優勝争いに数多く絡んでくるはずだ。