女子ゴルフ2戦目も中止で注目大型美人ルーキー安田祐香のプロデビューがまたしても先延ばし…悲痛願い
新型コロナウイルスの感染拡大でゴルフの国内女子ツアーは開幕から2試合連続の中止が決まった。13日から高知・土佐CCで行われる予定だった「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ」の主催者と日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は2日、大会の中止を発表。先月28日に中止が決まった開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・琉球GC)に続くもので、昨年のプロテストに合格したルーキーのプロデビューはまたしても、先延ばしとなった。 今年度デビューのプロテストに合格した21人は、”ミレニアム世代”と呼ばれる2000年度生まれのタレントが揃っているが、最も注目を集めるのが安田祐香(19)だ。大手前大に通う女子大生ゴルファー。 小学3年生で坂田信弘氏が主宰する”虎の穴”「坂田塾」に入門、2015年に「TSURUYA CUPスポニチジュニアゴルフチャレンジ」で優勝して頭角を現すと兵庫・滝川二高2年で「日本女子アマ選手権」を制した。 高校を卒業した昨年4月にアジア圏内の最高峰大会である「アジアパシフィック女子アマ」でも優勝。アマチュアながら出場権を得て「エビアン選手権」(37位)、「AIG全英女子オープン」(59位)という海外メジャーの舞台も経験して予選通過も果たした。163センチの長身を生かし、その平均飛距離は、240ヤードというパワーだけでなく、パーオン率が高く正確さも兼ね備えている。しかも、アイドル系のルックス。まさに才色兼備で、”ポスト・渋野日向子”として、そのプロデビューが心待ちにされていた。 その安田は、開幕戦に備えて先月27日に沖縄入りしていた。「ダイキンオーキッドレディス」の中止はデビュー戦の舞台となるはずだった琉球GCでのラウンド後に知った。開幕戦は、無観客での実施が一度は決まっていたが、安倍晋三首相が26日にスポーツ、文化イベントの自粛、翌27日には、小中高の全国一斉休校という異例の要請を相次いで打ち出したことで状況は急転した。 「学校が休校になると聞いて、試合は中止になるかもと覚悟はしていた。すごく残念だけど仕方ないですね。しっかり調整していくだけです」と、安田は冷静に話したが、「きょうはショットの調子もよかったし、いいイメージができていた。沖縄まで来ていたのでやっぱりやりたかった」と、悲痛な願いを口にしていた。