大阪府・吉村知事が定例会見9月22日(全文2)第6波に向けては初期治療を重視
外来でのカクテル療法実施を要請する
現状ですけれども、新型コロナの受け入れ医療機関、これは現在180の病院がやってくれていますけれども、入院を受け入れていますが、そのうち抗体カクテルの外来で約38病院がやってくれています。すでにこれは開始されています。残り約150病院に要請をしていきます。入院に加えて、ぜひ外来でのカクテル療法をお願いしますということを要請していきます。 それから、これは新規になりますが、コロナ患者の入院は受け入れない、あるいは受け入れられないけれども、外来はやってくださいと。外来をお願いしますということの要請もかけていきます。加えて、全部で大阪に500の病院があって、約200の病院がコロナの入院を受け入れていますけれども、じゃあ残りの300全部かというとそういうわけじゃなくて、300のうちでも今、検査をやってくれているところがあります。ですので、そういう検査をやってくれているところについては、ちょっとそのままその病院で陽性が出て、対象者については抗体カクテルを受けれるようにしてくださいって、これが一番早いんです。検査で分かった瞬間、抗体カクテルを投与しますから、もちろん医者の判断でやるということになるので、これをだいたい100病院ぐらいありますから、これの要請をしていきます。 ただ、これ、まだ国がそういった、今は試行実施で大阪府がやっていますけれども、正式にコロナ患者を受け入れていない病院で外来をしてもよいというのは判断してませんから、この判断を求めると同時に、それが判断されたときにはすぐ開始できるように、その準備の要請をします。今は試験・試行実施をやっている段階なので、本格実施にまだ入っていません。それは国の考え方ですけれども、われわれとしては国にも強くプッシュしていきたいと思いますし、やはりキーは、僕はここだというふうに思っています。
往診でも抗体カクテルができるように
そしてそれと趣旨は似ているんですが、この新規の下のほうです。診療所の外来で同じように抗体カクテルを受けることができないかということです。今、診療所、クリニックで、これももうすでにコロナの検査をやってくれているところが対象になります。コロナの陽性検査をやってくれているところ、発熱外来をして陽性検査をやってくれているところの中で、今、全部で1600かな。1600ぐらいあるわけですけれども、1600で大丈夫ですかね。あるわけですけれども、いや、それは。ああ、分かった。もういいよ。大丈夫です。 病院とか医療機関も入れたら全部で1600あるわけですけれども、クリニック系でいくと、今、1400の診療所が検査をしてくれています。この1400のクリニック系の診療所にも準備の要請をします。もちろんこれは1400といっても、皆さん、だいたい想像してもらったら分かりますが、小さなクリニック、小さな診療所ではなかなか、じゃあ点滴治療やって、2時間、じゃあそこで見れるかというと、なかなかそういう場所すら確保できないところもあると思うので、できるところについてはぜひお願いしたいということです。全てということにはならんと思いますが、ぜひ多くのそういったクリニック系、診療所系のコロナの検査をしている医療機関には協力をお願いしたいと思います。ここについても準備の要請をします。 趣旨としては病院の要請と同じで、コロナで発熱検査をして、コロナ陽性かどうかまで判明するんだったら、判明したときにこの人は、ああ、もう50代以上ですねと、今は非常に軽症だけども、50代以上だから、じゃあロナプリーブを打ちましょうということを提案してもらって治療してもらえば重症化率が極めて下がると。ワクチン2回打ってますか、打ってれば別かもしれませんが、打ってない、50代以上ですね、じゃあやりましょう。BMIが高いですね、じゃあやりましょうと。そこで判断して最初に治療すると。最初に分かるのは検査所で分かりますので、じゃあその検査所で治療をしようよという発想です。ぜひこれを広げていこうと思います。 もう1つは、もうすでに試験・試行実施を始めましたが、往診です。この往診で抗体カクテルができるようにしようということで、これは自宅、施設等の往診してくださっているお医者さん、これは医師会と今、協力して進めています。また範囲を広げようということで、往診してくださるお医者さんを広げていこうというのを今、医師会と協力しながら進めているところです。