【更年期、槇村さとるさんの場合/インタビュー後編】 アフター更年期はHRT(ホルモン補充療法)とダンスに救われ絶好調
社交ダンスとの出会いで健康管理のモチベーションUP!
槇村さんが今夢中なのはダンスだ。特に60歳で始めた社交ダンスは健康にも大きな影響をもたらしてきた。 「過去にほかのダンスもやってみたことはあるけれど、今ひとつハマらなかった。それが、社交ダンスは違ったんです。すっかりハマった。友人と同じダンススタジオに通い始めてもう7年ほどになります。 始めたら、姿勢がもう全然変わりましたね。長年、原稿を描き続けてきましたが、描くときは背中を丸くして前にかがむ姿勢だけ。なんとかしなければ、と思っていたんです。 そこに社交ダンスが来ちゃった。背中も首も何もかも上に伸ばさないと踊れない。姿勢は絶対に激変しますよね。すごく動くから筋肉もつきました。社交ダンスって、男の人と一緒に走るみたいな感じなんですよ。だから肺活量も上ったし」 社交ダンスだけでなく、同じ時期からスポーツクラブのバレエのクラスにも通っているのだそう。 「今1週間のうち6日は踊ってるんです。自分でもちょっとあきれるくらい(笑)。社交ダンスが週2回、バレエが週2回、スポーツクラブのスタジオでヨガ系やピラティス系のクラスも2回は参加しています。仕事は昔のように詰めてはいないけれど、昼に原稿を書いて、夜ジムに行って踊って…という日は死にそうですよ。でも、好きでやるって決めたことですから、全部楽しいんです。 今体脂肪率は28%、筋肉量も標準らしいです。体組成計には毎日乗って、記録しています。30代のときから続いている習慣ですね」 そう言って見せてくれたのが、槇村さんが体重や体調をずっとメモしているスケジュール帳です。なんと通算161冊目! グラフまで描いてある。 「スマホのアプリとかもっと便利なものもありますが、ずっと手でノートに書いてるの。疲れてぐったりしているときでも体組成計には乗るし、食べたものやその日にやったことも書いてあります。後で見返すと、何が体調不良の原因かだいたいわかるので。外食も多いから、そういうのが如実に体調に出るんです。だから、なんでもメモしていますよ」