年間100泊超の猛者たちに聞いた〝何度でも泊まりたい〟ビジネスホテルチェーン
一口にビジネスホテルといってもこだわりや強みは様々。泊まる人のライフスタイルや価値観に合わせて選ぶのが賢いやり方だ。そこで今回は年間100泊近く宿泊するという3人の〝ビジホ猛者〟に、とっておきのビジホ知識と偏愛を語り尽くしてもらった!
ビジホマニア3人が有名ビジホチェーンを推す理由
──そもそもビジネスホテルの定義をどのようにお考えですか。 後藤 明確ではありませんが、個人的には平日1万円以内で1泊できるのが、ビジネスホテルのあるべき姿だと思っています。 鳥海 でもドーミーインは最近、平日でも1泊1万円超えるよね。 後藤 週末は2万円ぐらいします。 鳥海 ビジホのドーミーイン人気は完全に定着した観があります。大谷さんもよく泊まりますか? 大谷 昔はハマっていましたが、卒業した感じかな。ドーミーインは大浴場も朝食も申し分ないけど、年齢を重ねるにつれ、睡眠のほうが大事になってきたんです。今はもっぱら睡眠に力を入れているスーパーホテル。ここはとにかくベッドが最高なんですよ。 後藤 枕も選べますしね。 大谷 柔らかい枕から硬い枕まで8種類から選べます。あとスーパーホテルはシャンプーやボディーソープがオーガニックなのもポイントです。僕はアレルギー体質なので、その点がすごく助かる。 鳥海 ただ、スーパーホテルは、チェックイン時間の融通がきかないですよね。15時以降じゃないとチェックインできない。 大谷 そこは確かに弱点ですね。あと部屋に電話がない。チェックアウトを延長したい時にわざわざフロントに行く手間を考えると、延長しないでいいやってなります。 鳥海 最近は1時間あたり1000円払えばアーリーチェックインができるホテルも増えています。 後藤 その点、アパホテルはチェックインもアプリ上でできるし、チェックアウトの延長は部屋のテレビから手続きができます。とにかく余計な時間と手間がかからないのがいいんです。 大谷 チェックインに時間がかかるのって、本当に嫌ですからね。 後藤 アパは会員のステイタスによってチェックインやチェックアウトの時間が異なって、ステイタスが上がるごとに長く滞在できる仕組みになっている。それもあって、僕はアパに一番よく泊まっていますね。会員制度が充実していて、年間宿泊数によってポイント還元率もどんどん上がるので。 鳥海 僕はビジホだと東横インに一番宿泊するので、東横インのポイントを貯めています。 後藤 東横イン会員は10泊すると1泊無料になりますよね。 鳥海 そうそう。僕は23時から予約できる「ミッドナイトタイムサービス」をよく利用するんですけど、1泊5000円くらいで泊まれるんです。それでも1泊換算なので、1泊無料の時に宿泊料金が高い店舗に宿泊すれば、ものすごくお得感があります。僕にとってビジホはとりあえず寝るだけの用途が多いので、ゆったり滞在するならシティホテルに泊まっちゃう。だからこそ駅近で清潔感も申し分ない東横インは、コスパが良くて大好きなんです。 大谷 やはり人によってビジホで重視するポイントって全然違うんですね。奥深いなあ……。