大阪市・松井市長が定例会見10月1日(全文3)野党4党の政策合意は選挙目当ての野合
水道管更新事業の民間委託、公募要件を見直すのか
関西テレビ放送:関西テレビ、稲垣と申します。今朝、一部報道ありましたが先月に大阪市が取り組まれています老朽化した水道管の更新事業を民間委託するというところで、2つの事業者、2つのグループから応募があったということですが、なかなか協議の結果、折り合わず、辞退されたということで、やっぱり政令市の中でも大阪市がかなり老朽化率が高くて更新が必要というところで、ここの更新業務の民営化がなかなか厳しいというこの今の見通しについてということと、今後はじゃあ公募のまた要件を見直すのか、その辺りの見通しについてもお願いいたします。 松井:まず管路更新の民営化の意義というのは、まずは早期にそういう施工ができること、それで早期に老朽管の入れ替えができることと、それから事業費を従来のやり方より抑えることが目的です。それを実施するに当たって僕は部局に対して、やっぱり事業費はこれ水道料金に跳ね返るので、できるだけ事業費は抑えなさいよと、業者が緩くもうけられるようなのは絶対あかんぞということを言い続けて厳し過ぎたんかなと思っています、今。 結局、業者も見積もりしたら、仕事するけども、金額自体は請負は大きい金額になりますよ、何千億単位。でもそれを何年間で実際、事業するときに人件費、材料費、考えれば本当に採算ぎりぎり。地中の話なので、ちょっと地中から違う何かが出てくれば、さっきの土壌汚染じゃないけど。その対策費がまた非常に掛かって、受注金額、大きいが故に、逆に言うともし赤字した場合も大きいという中でやっぱり業者にすると二の足を踏むということになったんでしょう。だからちょっとハードル厳しくやり過ぎたんかなと。
一番老朽化率が高いのは大都市大阪
でもこれ水道料金に跳ね返る話なので、そんなに、なんて言うかな、緩めるような工事はできませんから。ただ、やっぱり実際には事業者もみんな人を雇って、人件費を払って、材料費を払って、仕事をするわけですから、彼らにとっても赤字はできないでしょうと。今後ある一定のところでなんとか折り合えるような形ができないかどうかというものを見つけていきたいと思います。 1つ1つをやっぱり従来のやり方で、管路のエリアを決めて、入札やって、やっていくとどうしても時間が掛かり過ぎなので。今の一番老朽化率が高いのは大都市大阪ですから、逆に言うと大阪は一番そういう水道の設備は早かったということです、近代国家の中でも。だからそれを早急にやるためにやっぱりこの手法というものは有効なので、なんとかそういう金額のベースで水道料金、これ水道料金は、これやり替える限りは水道料金に跳ね返るのはもう致し方ない話なので、供給に対してやっぱり利用者負担というのは要りますから。でもそれがあまりにも大きなものにならないような形で、スピード感を持ってやれるための、ある程度の利用者が許容できる範囲というものを考えながら、再度、公募要件を見直したいと、こう思います。 関西テレビ放送:これ今、事業費が抑えられるという前提で事業者の公募をされたということですが、なかなか、じゃあどの事業費でというところの折り合いがかなり、市長がおっしゃるように難しかったということで。ただそこは市長のおっしゃるように民営化、更新事業については民営化していくという前提で、折り合いがつくというところが例えば利用者に負担が乗っかってしまう、一部値上がりということもあり得るということでもやっていくということですか。 松井:だって管を入れ替えて新たにそれだけの料金が掛かるわけですから、そういう予算が必要なわけですから、それは利用者負担で成り立ってるんだから、水道は。管を入れ替えなければ今の料金維持できますよ、当たり前の話だけど。でも新しく設備を更新すれば、それだけの利用者の負担というのは、これはコストとしては当然だと思います。だって君ら例えば冷蔵庫つぶれて、新しい冷蔵庫を買ったら、その費用は旧来の冷蔵庫、ローン終わってても、新しくローン組まんと新しい冷蔵庫を買えないでしょう。当たり前のことです。 司会:次の質問をお受けします。ほかにございますでしょうか。それでは終了いたします。ありがとうございました。 読売テレビ:政務の質問される方いらっしゃいますでしょうか。関西テレビさん。