大阪モデル黄信号で通天閣が黄色にライトアップ 社長「緑に向けての希望の光にしたい」
大阪府からの依頼に協力
大阪のシンボルとして親しまれている通天閣(大阪市浪速区)は1日夜、新型コロナウイルスによる自粛要請などの大阪府独自の指標である「大阪モデル」が警戒を示す黄色になったことに合わせ、名物のライトアップを黄色に点灯させた。 【写真特集】通天閣が黄色点灯「もずやん」のすまし顔も 新世界の飲食店は営業再開
大阪モデルが警戒を示す黄信号に
大阪府では、先月30日をもって大阪府などに出されていた「緊急事態宣言」が解除となった。そして、府内の感染状況が改善してきたことなどから、4月7日に以来、非常事態を示す赤信号を灯していた大阪モデルを1日から警戒を示す黄色に切り替えた。 それに合わせ、通天閣観光は大阪府からの依頼を受け、名物のライトアップを黄色点灯し、府民への周知に協力。1日午後6時15分から5分間点灯すると、見に来ていた市民らが、うれしそうにカメラを向ける光景がみられた。また、同日は同6時半に再び点灯し、同9時まで点灯する。
黄色ライトアップは7日まで
通天閣ではこのライトアップを7日まで行い、時間は日没から午後9時まで。通常は時計などを表示している東側のLEDビジョンには、大阪府のキャラクターの「もずやん」を映すなどし、周知に協力する。
地元市民「点灯にうれしかった」
黄色に輝く通天閣を見ようと、周囲では多くの人が点灯の様子を見つめていた。大阪市浪速区の会社員男性(52)は「通天閣のホームページで6時15分から5分、30分から(午後)9時まで点灯すると知って見にきた。最初の5分間だけで気持ちが嬉しかった。新世界の飲食店も知り合いが多いんで、少しでも休業してた分を取り戻してもらいたい」と話していた。
通天閣社長「前の黄色点灯から7か月、長かった」
今回の点灯に通天閣観光の高井隆光社長は「前回、黄色のライトアップをさせていただいたのが3月。それから4月に2回、8月に1回と3回赤くライトアップしてるもんですから、約7か月ぶりの黄色のライトアップなんで長かったなあというのが正直な気持ちです」と話した。
「黄色のライトアップ、まだまだ注意していかなければ」
また「黄色のライトアップ、まだまだ注意していかなければと思いますけど、その次の段階、緑(同モデル基準内を示す色)に向けての希望の光にしたいですね」と続けた。