大阪市・松井市長が定例会見10月1日(全文3)野党4党の政策合意は選挙目当ての野合
万博への期待感を教えて
共同通信:共同通信です。今日から10月1日ということで、ドバイ万博が開幕すると思うんですけれども、開幕についての受け止めと、あと大阪での万博についての期待感を教えてください。 松井:ドバイ万博は、国威発揚的な意味合いがあるわけですよ。ドバイという都市を、世界中の皆さんにドバイの力を見てもらうというかね。もともと砂漠のエリアですから、そこが今はもう、あれだけの大開発、世界一高いビルが建って、金融の中心地となりね。だからやっぱり、ドバイの万博の意義っていうのは、そういうところにあるのかなと思っています。これは1970年、大阪万博の意義に近いのかなと。 われわれは、やっぱりドバイの万博っていう、そういうイベントを活用させていただいて、万博の新たな形というものを参加、体験をする万博。そういう、そして世界の課題を解決する、国威発揚ではなくね。世界中の人が参加、体験して、世界の課題解決すると。これはなんの課題かというと、まさに人が生きること、命に対しての課題解決です。 だから、意義がドバイと大阪万博は違いますけども、われわれ、ドバイにおいて新しい万博の姿という、そういう期待を得れるようなPRをぜひやっていきたいと、こう思っています。 司会:次の質問をお受けします。日本経済新聞さん。
学力に関して重視している点は
日本経済新聞:日本経済新聞の高橋です。教育の話題に戻るんですけども、大阪市、今年度の学力テストが全国平均をまだ下回っていて、最下位の科目もあるんですけれども、こうした現状の受け止めと、あと、今回、計画を策定するタイミングで、学力に関して重視している点とかあれば教えてください。 松井:最下位の科目、確かにあります。でも去年まで全部最下位があったんだから。だから、それが最下位を脱出したところがあるということをちゃんと言ってくれないと。長年ずっと最下位やった。ずっとね。それが最下位脱出してきて、全国平均下回っているけど、それも言い方が、見出しが悪いよ、日経新聞。全国平均に近づいてきたんやと。今までもっと離れてたんでしょう。これ今、大阪でやっている教育の方針と、教育の中身が、これ、効果出てきたということやから。だから、この形をしっかり続けていきたい。 で、われわれは、来年4月からは、高校教育は大阪府という形で、高等教育を府にまとめるようになります。大阪市としては、これまで高校教育もやっていた部分の、そういう教育委員会のマンパワー、先生方の力をさらに義務教育に投入していきます。財源も含めて。だから、小中、義務教育に注力、集中することによって、今、全国平均に少しでも近づいてきたのを、全国平均を上回っていきたいと、こう思っています。 日本経済新聞:ありがとうございます。あともう1点なんですけども、計画の中で、特別免許状の活用について言及があるんですけれども、市長、6月の総合教育会議でも関心が高かったと思っているんですけれども、何人とか目標とかって現状ありますか。 松井:いや、これは教育委員会で各学校の適材適所というか、必要な分野の教員を、教育、特別免許状によって雇い入れをしていきたいと思います。だから、これも高校教育を大阪府に担っていただくことで財源が確保できますから。だからその財源を使って優秀な人材、教師を、大阪市の教育、義務教育に参加していただける体制をつくりたいと、こう思っています。 司会:次の質問をお受けします。読売新聞さん。