今年の外食シーンを賑わしたのは? 2024年トレンドグルメ総ざらい!
同じく11月にTACUBO出身の「malca」北野シェフがオープンした「tens. 」もアラカルトのお店。深夜2時までの営業なので、残業の後に「malca」の名物パスタ「キャビアの冷製カッペリーニ」と泡で英気を養うのもおすすめ。外苑前の駅からすぐという立地も使い勝手が抜群です。どちらも既に年内の予約は埋まり気味で、オープン早々大ブレイク!
今年掲載したイタリアンでは阿佐谷「impronte」、恵比寿「Uno Staio」、神楽坂「scaglia」、外苑前「Rossi」、代々木上原「Mokita」、渋谷「ess.」などもアラカルトOK。極上の肉料理が楽しめる日本橋「ムレーナ」も遅い時間はアラカルトでの提供を検討しているとか。 コースのお店が増えたからこそ、自由に食べられるアラカルトは、年を重ねて少食になった世代にも、モリモリ食べたい世代にもウケています。
6位:巨匠が輝く「高級中国料理」
中国料理界のトピックはレジェンドシェフたちの活躍ではないでしょうか。「Ginza 脇屋」はあのアイアンシェフ、脇屋友詞氏が昨年12月に料理人歴50年を迎えて新たに始動したお店。8席全てがカウンターのシェフズテーブルで、脇屋シェフの料理を目の前で見ることができるとあって「料理の鉄人」を見ていた世代としては感激です。
8月に六本木にオープンした「KOBAYASHI」は「御田町 桃の木」の小林武志氏が独立から約20年の時を経て、とうとう自身の名を冠した店。シグネチャーディッシュの一つである「干し貝柱の炒飯」は熟練の料理人にしか作れない、シンプルでありながら深い味わいで悶絶しました。
「ジャヌ東京」直営のコンテンポラリーチャイニーズ「虎景軒」は中国料理「JASMINEグループ」の総料理長を務めた山口祐介氏が中国から帰国してシェフに就任したとあって、中国料理ラバーから熱視線を集めたお店。各地方の料理がずらりと並び、食べ慣れた食通でも「こんな料理があったのか!」と驚かされます。