長谷川京子さん「子育て優先だった30代を経て、40歳になり『体型の変化に向き合いたい』と感じた」ブラジャーをせず痩せて見えるよう試みた20代も…赤裸々に明かした「セルフラブ」への思い
モードが香るファッション、プレイフルな壁紙に彩られた自宅、ボディラインを磨くトレーニングの様子など。長谷川京子さんの自身の個性を肯定し、“好き”に焦点をあてたライフスタイルから受け取るのは、セルフラブ。 【写真】「きちんとしたブラジャーをつけたとき。鏡に映った自分に『女性性』が戻ったと感じました」長谷川京子さんの写真集 “自愛”は彼女がプロデュースを手がけるランジェリーブランド『ESS by(エス バイ)』のテーマでもあり、ここ数年の長谷川さんの充足感に満ちたような表情と活動は、そのメッセージを体現しているように映る。 「迷いや悩みだらけですよ(笑)。それでもその根底にあるのは“もっと自分を好きになりたい”気持ち。あれこれ考えてトライアンドエラーを繰り返しながら、いろんなことに挑戦する自分を楽しんでいます」
「40歳を迎えたとき、もういちどひとりの人間として自分を試してみたくなりました」
長谷川さんがセルフラブとしっかりと向き合うようになったのは、40歳のタイミング。「年齢にこだわっているつもりはなくても、40という数字は意外と威力があってハっとしました。あらためて自分を振り返ったとき、30代はひとりの女性というよりは“母親”だったなと。 仕事もしていましたけど、ファーストプライオリティは子ども。ひとり目の出産後に高熱が続いたことがあり、健康でなければ子育てはできないと“体型よりも体力”に重きを置いて生活をしていました。 子どもから少し手が離れ、自分と向き合う余裕が出てきた40代。肌のハリが落ちてきて、ボディラインが変わってきそうな気配を感じるなか、女性として、ひとりの人として、どこまで盛り返せるか。自分自身のエネルギーを試してみたくなりました」。
その第一歩として、40歳の長谷川さんがまず始めたのが、ワークアウトと“下着の見直し”。 「ちょっと矯正的な効果もあるブラジャーをつけて鏡の前に立ったとき、自分の姿に“女性性が戻った”と感じました。ワークアウトを本格的に始めたのもこの頃。下着やワークアウトによって胸やお尻のラインにハリが戻ると、グッと生命力が上がったような気がしたんですよね。 モデルとしてデビューした10代は『痩せなきゃ』と薄い体型をキープしていました。20代で芸能活動を始めると、多忙によるストレス太りで胸が大きくなってしまい、太って見えるのが嫌でブラジャーをしないで胸を小さく見せようとしていた時期も。当時は体だけでなく顔もパンと張りがあったので、目鼻立ちも相まって“可愛い系”に区分されることが多かったんです。自分の内面と関係なく、勝手にイメージを決められることへの反発もあったのかなと。人間は多面的な生き物のはずなのにどうしてカテゴライズされなきゃいけないんだろうって。 年齢や時代、経験によって求めるものは変わっていきますよね。気持ちを奮い立たせストイックにボディメイクと向き合った40代前半から、46歳になった今。また少しマインドが変化してきているのを感じます」。