時季外れの高温 あと3日ほど続く地域多い 週末以降は気温変化に注意を
きょう(水)午後は、東日本を中心に雨の降る所が多い見込み。この時間、太陽が見え隠れしている東京でも、今夜は傘を用意しておくと良さそうだ。最高気温は関東から西で25℃を超える所が多く、西日本は30℃前後まで上がる所がある見通し。湿気が多いため、10月らしくない空気感が続きそうだ。
相変わらず気温高い
日本付近を、前線に伴う雨雲が通過している。北海道や西日本はすでに天気が回復しているが、東日本の太平洋側はこれから雨の降り出す所があり、東海は局地的に雷を伴う見込み。東京など関東南部は、帰りの時間帯からあす(木)明け方まで雨が降りそうだ。関東から西はあす(木)も雲が取れにくいが、北日本や北陸は朝から青空が広がる見通し。
きょう(水)は北風が吹く北海道でこの時季らしい気温だが、本州以南は9月中旬~下旬並みまで上がる所が多い見込み。東京都心は5日連続25℃以上の夏日で、引き続き半そでの方が過ごしやすい見通し。あす(木)も関東から西で夏日の地域が多く、蒸し暑く感じる状態が続きそうだ。東・西日本の時季外れの高温は、18日(金)にかけても続く見込み。
下がったり上がったり
19日(土)に通過する前線は、季節の境目の性質を発揮しそうだ。昼過ぎにかけて、北海道や本州の日本海側を中心にザっと雨が強まるが、その際に気温が一気に下がってくる見込み。北の地域ほど気温の低下が顕著で、北海道は20日(日)朝にかけて平地でも雪の降る所がある見通し。
関東など太平洋側でも、20日(日)は空気が入れ替わりそうだ。朝晩はしっかりと気温が下がり、東京は週明けの21日(月)は晴れても20℃くらいで涼しい見通し。ただ、秋の深まりを感じるのは数日程度で、来週火曜日以降は、全国的に再び気温が平年より高くなる見込み。この先1週間は、服装選びの難易度も高くなりそうだ。 (気象予報士・高橋和也)