久保建英が1G1Aの独壇場 「メッシだ」「マラドーナだ」UEFAも大賛辞
圧巻のパフォーマンスだった――。欧州リーグ(EL)1次リーグ第5戦(28日=日本時間29日)でレアル・ソシエダード(スペイン)の日本代表MF久保建英(23)はホームのアヤックス(オランダ)戦で1ゴール1アシストをマークし、2―0の勝利に貢献した。 2試合連続スタメンの久保が好プレーを見せた。敵をあざむくスルーパスで決定機をつくり出し、右サイドから持ち込んでシュートを放つなど好機を演出。後半22分には右サイドをワンツーで抜け出すと中央にクロス。これをFWアンデル・バレネチェアが押し込んで先制点をアシスト。40分には右サイドから中央へドリブル突破。最後はDF4人に囲まれながらも左足シュートで追加点を決めた。 欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトは「真の立役者は久保で、彼は得意技で相手を崩した。日本人の2点目は『メッシのような』ゴールでパフォーマンスを締めくくった」と伝え、スペイン紙「アス」は「久保がアヤックスを撃破」とし、EL1次リーグで負けなしだった名門クラブに初黒星を与えたことを高く評価した。 また「ムンド・デポルティボ」紙は久保を「銀河系」とし「4人のDFの間でマラドーナのようにゴールを決めた」とし、地元メディア「ELDESMARQUE」は久保に7点を付け「チームが攻撃面で良くなかったにもかかわらず、攻撃でもっとも努力した選手」とたたえていた。 久保の活躍でチームは決勝トーナメント進出プレーオフ圏内の16位に浮上。来年1月の市場で移籍の可能性が報じられている中、さらなる活躍が期待できそうだ。
東スポWEB