止められない久保建英、1ゴール1アシストの活躍で試合の主役に!レアル・ソシエダが16戦無敗だった強敵アヤックスを2-0で撃破
28日のヨーロッパリーグ(EL)・リーグフェーズ第5節、レアル・ソシエダは本拠地アノエタでのアヤックス戦を2-0で制した。日本代表MF久保建英は先発出場を果たし、1ゴール1アシストを記録している。 【動画】久保建英が圧巻のゴール! リーグフェーズ第4節までの成績が1勝1分け2敗……ソシエダは次ラウンド進出のために何としてでも勝ち点3を獲得したところだ。イマノル監督は中盤と前線のスタメンにMFブライス、スビメンディ、スチッチ、FW久保、オヤルサバル、ベッカーを起用している。 前半、ソシエダは公式戦16試合無敗、EL3勝1分けと好調のアヤックス相手に苦戦。不用意なボールロストから失点を危機を迎えるなど、自分たちのペースで試合を進めることができない。だが前半終了間際になって、久保を中心に少し流れを引き寄せた。 ソシエダは44分、久保の絶妙なスルーパスからベッカーを突破。折り返したボールがオヤルサバルの足元に届くが、反転して左足アウトサイドで放ったシュートは枠の左に外れている。またアディショナルタイムに迎えた速攻の場面では、久保が自らボールを持ち込み、ペナルティーエリア内右から右足でシュート。こちらはクロスバーの上に飛んだ。 スコアレスで迎えた後半、ソシエダは右サイドだけにとどまらず、中央や左サイドにも流れる久保を起点としてさらに攻勢を見せる。58分には久保が前線でボールを奪ってペナルティーエリア内に入り込み、左足でシュートを放ったものの、これはGKパスフェールにセーブされた。 そして67分、ソシエダと久保の見せる攻勢がついに実を結んだ。久保がアランブルとのパス交換からペナルティーエリア内右にフリーで侵入。左足でクロスを送ると、逆サイドのバレネチェアが左足を伸ばしてボールを押し込んでいる。久保は公式戦18試合目にして今季初アシスト。 久保の勢いはまだ止まらない。86分には、自らゴールを決めた。GKレミーロのパントキックをアヤックスDFが跳ね返し、そのボールを右サイドで受けると、得意のドリブルを開始。2人に追いかけられながらペナルティーエリア内に侵入すると、眼前にもう一人相手選手が現れて3人に囲まれがらも冷静に素早く左足を振り、枠内左にボールを流し込んだ。久保はこれが今季EL初得点で、今季公式戦の成績を4得点1アシストとしている。 久保のゴールをガッツポーズで喜んだイマノル監督は、直後にオヤルサバルと久保を下げてセルヒオ・ゴメス、サディクを投入。アノエタの観客は、ベンチに下がる日本人選手に対して大喝采と「クーボ!」コールを浴びせていた。 その後、スコアは動かずに試合終了のホイッスル。久保が導き、決めた2ゴールで勝利したソシエダは、リーグフェーズ16位に順位を上げている。