こんなクルマが新車で買えたのか…! 心に響く70~80年代の輝かしいダッシュボード 20選
ビュイック・レアッタ(1988年)
ゲーム機、テレビ、コンピューターが台頭した1980年代、ビュイックは自動車に革新をもたらした。レアッタは、テレビと同じ技術を採用したオールデジタルのCRTセットアップを導入し、ダッシュボードにはタッチスクリーンが貼り付けられている。 ドライバーはさまざまなサブメニューにアクセスすることができる。ダッシュボード自体もさまざまな色を指定できた。
キャデラック・アランテ(1986年)
高級車ブランドとしての地位を維持するため、キャデラックはアランテと呼ばれる新型車を発表した。アランテのデザインにはピニンファリーナが起用され、ピニンファリーナらしく少し派手な仕上りとなった。 ダッシュボード中央にはアップライトのテープ・デッキがあり、ドライバー・インフォメーション・センターと電子制御式クライメート・コントロールも付いている。速度や回転数を表示するデジタル・ディスプレイはさながらコンパスのようで、そのクールさをさらに引き立てているのが大型の2本スポーク・ステアリングホイールだ。 (翻訳者あとがき:AUTOCARの英国記者が少し皮肉を交えながら、70~80年代のダッシュボード・デザインを紹介する記事です。私事で大変恐縮ですが、平成生まれの翻訳者にとって、この記事で取り上げたデザインはとても斬新で興味深いものばかりでした。使い勝手に疑問が残るものも一部ありますが、これらを見る限り、当時は「デジタル」や「コンピューター」という単語のインパクトが今よりも強かったように思われます。現代に置き換えると、「AI」や「サステナビリティ」などの言葉に置き換わるのでしょうか。皆様はどのダッシュボードがお好きですか? 翻訳者はアルシオーネとBXが好みです)
AUTOCAR UK(執筆) 林汰久也(翻訳)