こんなクルマが新車で買えたのか…! 心に響く70~80年代の輝かしいダッシュボード 20選
スバルXT 4WD 1800ターボ(1985年)
XT(日本名:アルシオーネ)は、時代が忘れたターボチャージャー搭載のウェッジシェイプ・スポーツカーだ。ダッシュボードは安っぽいプラスチックで作られていたかもしれないが、スイッチギア、デジタル・ディスプレイ、L字型スポークのステアリングホイールが素晴らしさを際立たせている。 ダッシュボードにスイッチ類を取り付けるだけでは不十分だったのか、XTではステアリングホイールのすぐ後ろに2枚の翼のようなコントロールユニットを配置した。3Dディスプレイのスイッチを入れると、バックライトのオレンジと赤の色の組み合わせが妙に魅惑的だ。
フィアット・ウーノ・ターボ(1985年)
標準のウーノとターボ車の違いを見分けるのはかなり難しい。助手席側は形状よりも収納を優先して削り取られ、ステアリングホイールの後方には相変わらず大型のコントロールパネルが配置されている。 クラスターにはターボブースト計と150mph/240kphのスピードメーターが装備されている。現在でも、ホットハッチの中でも最も見栄えのするディスプレイの1つと考えられる。
シトロエンBXディジット(1985年)
BX自体も十分に風変わりだったが、1985年、シトロエンは限定モデルとしてディジット(Digit)を導入した。ダッシュボード・デザインはドライバー中心で、新しいデジタルダッシュとオンボード・コンピューターが搭載されたことから、この名が付けられた。 オンボード・コンピューターは取り外し可能なカセット・プレーヤーのすぐ下にある。計器盤の中央にはデジタル・グラフィック・ディスプレイが配置され、左右の2つのスクリーンにはドアが開いていることの通知や警告灯が表示される。
ランチア・デルタHFインテグラーレ(1987年)
インテグラーレのダッシュボード形状に派手さはなく、ディスプレイがすべてだ。イエローの文字にイエローの針が、ダークなバックパネルと完璧に調和している。アクセルを踏み込むと、レブカウンターが天辺に向かってスーッと伸びていく。 これらのすべてが、輝かしいサウンドトラックと相まって、特別なクルマを操縦しているという実感を与えてくれる。