バルセロナ退任のシャビ監督がサポーターにメッセージ 「私の人生とも言えるクラブの幸運を祈っている」
「私は選手や監督である前にバルセロナのファンだ」
今季限りでバルセロナの監督を退任することとなったシャビ・エルナンデスがサポーターへメッセージを送った。 [Instagram]心境を語ったシャビ監督の投稿 今年1月下旬、今季限りで監督を辞任することを明らかにしたシャビ監督だが、4月頃にはチームの状態が上向いたことから、その発言を撤回し、残留を表明。一時は来季も続投と見られていたが、今月16日の同監督が残したクラブの財政状況を憂う発言が会長であるジョアン・ラポルタ氏の逆鱗に触れることとなり、今季限りでの退任が決定した。そんなシャビ監督は24日、自身の『Instagram』で心境を語っていた。 「親愛なる友人たちへ。日曜日、私のバルセロナでのステージは終わる。人生のクラブを去るのは決して簡単なことではないが、第二の家族のようなクラブを2年半率いたことをとても誇りに思う」 「常に私に寄り添い、現役時代と同様の熱量で私に愛情を注いでくれたファンに心から感謝したい。日曜日の試合が終わると、私はスタンドにいるファンの一人になる。私は選手や監督である前にバルセロナのファンだ。私はクラブがベストな選択をすることだけを望んでいる」 「素晴らしい選手たち、素晴らしいスタッフたちと一緒に仕事ができた。昨年はラ・リーガ優勝とスーパーカップ優勝という最高の結果を残した。今季は難しい時期が続いたが、それを乗り越え、ラ・マシアから新世代の若手選手を育てることができた。ファン、選手、スタッフ、会長、理事会、スポーツディレクター、メディア、そしてこの2シーズン半の道のりを共にしたすべての人に感謝したい。私の人生とも言えるクラブの幸運を祈っている」 自身が抱くバルセロナへの深い愛情を語ったシャビ監督。日曜日に行われるラ・リーガ最終節セビージャ戦がシャビ監督がバルセロナで指揮を執る最後の試合になるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部