【このままでは“ジリ貧”なのは皆わかっているのに…】「緩慢な衰退」から日本企業が脱却できない根深い訳「大胆な事業再編」を迫られてるのに、なぜできない?
なんとか事業を「延命」させることに尽力するが、抜本的な改善策は見出せず、やがて事業はやせ細り、撤退や売却に追い込まれる。 事業ポートフォリオの見直しは、コーポレート(本社)がなすべき最も重要な仕事のひとつである。事業部まかせにしては、事業再編は進まない。 将来の主力と位置付けられない事業は、競争力や体力のあるうちに、競合他社への売却や統合を進めることが必要不可欠だ。 「低収益事業の放置」は現場力の劣化に大きな影響を与える。
そのため、事業再編は、経営の「意志」をもって進めることが求められているのだ。
遠藤 功 :シナ・コーポレーション代表取締役