【特集】マグヌッセン以前に出場停止を食らった7人のF1ドライバー……その“罪状”は何だったのか?
1978年:リカルド・パトレーゼ
1993年まで現役を続け、16シーズンに渡ってF1を戦い“鉄人”と呼ばれたリカルド・パトレーゼだが、アロウズに所属していたキャリア初期は攻撃的なドライビングをするドライバーとみなされることが多かった。 1978年イタリアGPは、スタート直後に10台のマシンが絡む大規模なアクシデントが発生。バリアにクラッシュして炎上したロータスのロニー・ピーターソンはすぐに救出され、脚に重傷を負っていたものの命に別状はないと思われていたが、搬送後に塞栓症によりこの世を去った。 そんな悲劇的なアクシデントは、パトレーゼがジェームス・ハントを追い抜こうとしたことが原因だと非難された。その後多くのドライバーが、パトレーゼを出場禁止にしなければ次戦アメリカGPへのエントリーを取りやめると主張。その結果、パトレーゼは実際にアメリカGPへの出走を禁じられてしまった。
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