体重5kg減の西武・山川穂高が「心技体」揃った2020年型新スタイルで”再開どすこい1号”!
3日の巨人戦は、坂本勇人、大城卓三がPCR検査で新型コロナの陽性反応が出たため急きょ中止になった。練習試合は、もう残り8試合しかない。だが、山川は、その8試合を「ボールの見極め」という最後の微調整とスキルアップに使いたいと考えている。 「ストライクをしっかりと振り、ボールを見逃すことができれば、いい数字になる。まだボールを振っている。去年のシーズンは、それが多かった。そこを意識しながらストライクだけを打つことが徹底してできたら」 山川は、2019年の目標を「3割。50本」と断言していた。43本塁打で2年連続本塁打タイトルを獲得し、120打点は立派な数字でチームの優勝に大きく貢献したが、もっと高い頂を見ていた山川にしてみれば納得のいく数字ではない。 「ホームランも早め(練習試合2試合目)に出た。もっともっと精度を高めて開幕に合わせて、開幕してからもいい状態で打てるようにやっていきます」 感染予防のため、フェンスとアクリル板越しにソーシャルディスタンスを十分にとって代表取材に答えた山川は、時折、心地よさそうな笑顔を浮かべた。 3年連続本塁打王は、過去に中西太(西鉄)、野村克也(南海)、王貞治(巨人)、デストラーデ(西武)、バレンティン(記録はヤクルト時代、現ソフトバンク)の5人しか達成していない。パ・リーグでは西武の“レジェンド“デストラーデが達成した1992年以来、28年ぶりの快挙となる。