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横浜DeNAの無観客、マスク姿指揮、ベンチ内でソーシャルディスタンス…新型コロナ時代の新しいプロ野球が始まった

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THE PAGE

プロ野球の6.19開幕に向けての練習試合が2日、東西6つの球場で無観客でスタートした。横浜スタジアムで行われた横浜DeNA対楽天戦では、感染予防対策として、監督、コーチ、ベンチ待機の選手はマスクを着用。“密”を避けるため控え選手はベンチから観客席に移動、試合中のハイタッチがないなど、新型コロナウイルスと共存するプロ野球版「新しい生活」のリハーサルも始まった。試合はシーソーゲームとなり、9回の土壇場で桑原将志に同点2ランが飛び出して5-5の引き分けに終わった。また場外弾を含む3安打を放った新外国人のオースティンが存在感を示した。

出迎えは濃厚接触を避けエアハイタッチ

 レフト側にウイング席が新設され最大収容人数が3万4046人に増えた横浜スタジアムの観客席には誰もいない。一塁側ベンチ上にカメラマンとネット裏に他球団スコアラーが数人いるだけだ。いつものように場内アナウンスが流れ、登場曲に乗って、選手は打席に向かうが、歓声の後押しはない。それが、新型コロナと共存するプロ野球の再スタート風景だった。  1点を追う3回。一死からフェンス直撃打のソトを二塁に置き、新外国人のオースティンが、楽天先発弓削のカットボールを“ブン“と一閃すると、打球はレフト上空へ。そのまま場外へと消えていった。逆転2ラン。だが、ベンチの出迎えは、禁じられており、自ら右手で”エアハイタッチ”のパフォーマンスを続け、ベンチでは、小さく飛び上がって大和と“エアヒップタッチ“。徹底して濃厚接触を避けた。 「ハイタッチもハイファイブも好きなのでやりたいが、この状況なので、チームのルールに従うだけだよ」  オースティンもマスク着用でインタビューに答えた。  メジャーへ旅立った筒香嘉智も、ここで複数の場外弾を放っているが、”ポスト筒香“にふさわしい一撃だった。自粛期間中には、1か月で体重が104キロまで増えたが、奥さんがコーチ役になって激しいワークアウトを消化。体重を101キロまで絞り込み、パワーも増した。場外弾は、その成果だという。  この日、楽天もブラッシュ、茂木がアーチを描いたが、こちらは、肘を使っての”エルボータッチ”で祝福していた。  感染予防対策は徹底されていた。メディア用に作られた入場ゲートには検温用のサーモグラフィカメラを設置、他の出入り口にも何か所か準備されているという。  消毒薬が配備され、メディアは、入場受付で体調チェック&行動記録シート記入しなければならない。試合前取材は、定められたスタンド席の場所から見るだけ。球団OBの評論家でもグラウンドレベルに下りることは許されず、監督、コーチ、選手らとの接触は禁じられた。   横浜DeNAでは、ラミレス監督が、毎試合、練習中にベンチでの囲み取材に応じるのが通例だが、この日は、ラミレス監督が、スタンドに上がってきて恒例のメディアサービスを行った。  記者席は「密」を避けるために封鎖。代わりに昨年増設された「NISSAN STAR SUITES」という”VIPルーム”が各社ごとにあてがわれた。取材人数も、報道各社は、一社2人までに制限されている。  監督、コーチ、スタッフは、試合前練習、試合中とマスクの着用を義務化。 「我々はやるべき感染予防対策をしっかりとやるだけ」  ラミレス監督もグレーのマスク姿で指揮を執った。

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