【魚のアラとキノコの酒蒸し】下処理も無し!酒の香りをまとった身は、臭みもゼロで箸が止まりません!日本酒が最高に合う、香り豊かな一品。もちろん白ワインのお供にも
栄養士でありフードコーディネーターでもある藤岡操さんが「食堂のおかみ」になりきって提案するレシピ連載。大胆にも、この店のお品書きは「酒蒸し」1本!といっても、具材がや調味料が変われば趣も変わる魔法のレシピ。蒸し器がなくても、フライパンと日本酒や料理酒さえあれば誰でもできるメニューの数々。第36回は「魚のアラとキノコの酒蒸し」です。 【写真】アラにあう日本酒は・・・ * * * * * * * ◆本日のメニュー 「魚のアラとキノコの酒蒸し」 魚売り場で、美味しそうなカンパチのアラに出会いました。 カマ、腹身、中骨周りもたっぷり入って300円台と、とてもお買い得です。 そういえば、以前、和歌山の同級生Kさんと「魚のアラをどうやって食べるか?」について話をし、たまたま冷蔵庫にあった鮭のカマを酒蒸しにしたことを思い出しました。 でも、魚のアラは、まだ酒蒸しにしていません。 切り身では味わえない食感と旨味に「カマ、最高~!」と小躍りしながら白ワインをオープン!気になる魚の臭み取りは、酒蒸しの得意技。 塩をふって熱湯で流して……なんて手間はかけません。 ふっくらと蒸せば、カマに潜むコロコロプリプリの身も中落ちのふわふわの身も、たっぷり楽しめる……。想像しただけでたまりません~。 今日はアラの酒蒸しで決まりです!
◆「魚のアラとキノコの酒蒸し」の作り方 「魚のアラとキノコの酒蒸し」 《 作りやすい分量 》 カンパチのアラ(ブリや鯛などでもOK)……約350g マッシュルーム…………………………………5個 エリンギ…………………………………………2本 オリーブオイル…………………………………小さじ2 A 料理酒(食塩ゼロ)………………………80ml 塩……………………………………………ふたつまみ 黒コショウ………………………………………適量 《 作り方 》 1)マッシュルーム、エリンギは食べやすい大きさに切る。 2)フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかける。アラは皮付きの部位の皮目を下にして入れ、その他は適当に重ね入れてサッと焼き、きのこ、Aを加え、蓋をして7~8分ほど蒸す。 3)器に盛り、黒コショウをふる。 ※蓋はきっちり密閉されないのせるだけのタイプでもOK。蓋がない場合はアルミ箔をしっかりとかぶせてください。
◆カニ食べてんのか!と思うほど 最初に皮目サッと焼き目を付けてから酒蒸しにするので、ほんのり香ばしく、臭みはまったく気になりません。 きのこの旨味、酒の香りをまとった身は、ふわふわ、ホロリ、じゅわり。 アラは皮もしっかり付いているので、皮の周りの香りや脂もたっぷり。 カニ食べてんのか!と思うほど、夢中で身をホジホジ、日本酒をクイクイ。 日本酒が最高に合う、香り豊かな一品となりました。 あ、もちろん白ワインも合います! 美味しそうなアラを見つけたら、ぜひ酒蒸しで楽しんでみてください。 ちょいと柚子胡椒を添えたり、レモンなどを搾るのもおすすめです。
藤岡操
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