大阪府・吉村知事が定例会見3月31日(全文3)感染拡大力のほうが強い状況
首都圏より早く解除されたせいか
読売テレビ:首都圏よりも少し早く緊急事態宣言っていうのが解除されたと思うんですけれども、その対応で感染者がちょっと今増えてるっていうようなご認識とかはありますか。 吉村:感染がいつどう増えてるかというのを分析すると、先ほど申し上げた3月中旬ぐらい、大きく人が動く時期に若い世代を中心に増えているということなので、そういった意味では緊急事態宣言が解除になり、そのあとこの3月中旬以降の時期にそういった人出も多くなりということで、どこかで大きな火が付いて感染拡大につながっているというふうに思っています。 じゃあ1つのターニングポイントで、3月7日がもともと緊急事態宣言解除の、1カ月の期間だったじゃないかというのがあるんですけど、仮に3月7日に解除してたとしても、たぶん今のこの状態というのは回避できなかったんだろうなというふうに思っています。やっぱり理由としては先ほど申し上げたとおりの理由だから。どこかでやっぱり解除するので。これは生じ得るものだということだと思っています。 想定しづらいですけど、東京と同じように3月21日までずっと延ばしてたらどうかというのも、たらればが重なるから、これはちょっとなんとも想像はできないんですけど、緊急事態宣言を解除したらこれは常に向き合わなければならない、特に大都市部においては向き合わなければならない問題だろうというふうには思ってます。これが起きないに越したことはないんですけど。そういった意味で徐々に、9時までの、大阪市内は9時までの時短と。そろりそろりと解除と、お願いしますというふうにやってきましたが、その感染を抑える力よりも拡大する力のほうが強くなったということだと思っています。 読売テレビ:分かりました。ありがとうございます。 司会:次のご質問をお願いします。
どのように協力金を払っていきたいか
毎日新聞:毎日新聞の芝村です。協力金について来週開始する予定にされたという発表もあったと思うんですけれども、まん防の適用がされた場合の国の事務連絡などまだ来ていないので、なんとも言えないと思うんですけれども、協力金を、先ほど大阪市内の8時までの時短っていうふうにおっしゃっておられて、知事として今どのように協力金を払っていきたいかお考えをお聞かせください。 吉村:それはいつからいつまでの分の協力金ですか。 毎日新聞:今後の、これからまん防が適用されたあとなどの今後の協力金について。 吉村:そこの協力金についてどうするのかというのは、まさに今、国と調整してますので、国のほうでの方針決定されるというふうに思ってます。いずれにしても、そこは協議中だし、飲食店の方を、これはもうずっと長い間、厳しいお願いをして、緊急事態宣言が解除になって、大阪市内は9時ということになって、全部解除したわけじゃありませんので、市内ではある意味ずっと続いてる時短の要請です。去年の11月の末ごろからずっと、特に大阪市内の北、中央含めてずっと続いているという中で、またこの感染拡大のほうが、時短をお願いしても、一時期はなんとか抑えてこれてましたけども、今はいろんな要素もあって感染拡大力のほうが強いという状況になっているので、ここに一段と厳しいお願いをするということになりますから、それに対する支援策っていうのはしっかりしていきたいと思っています。ここはもう、やはり財源論もあって、今、国と調整をしています、協議をしていますので、それが固まり次第、発表されるということになると思います。まん延防止等重点措置が適用された日以降の分としてはそうと。 ただ、まん延防止等重点措置が適用される日っていうのがおそらく4月の、ちょっと分からないですけども、仮にですよ、仮に4月の5日ということになったと、方針決定は今週にやって、4月5日になったと仮にすれば、じゃあ1日から5日分までは、大阪市内も9時の時短要請をお願いしているという状況になりますから、その5日分だけ切り離すっていうのはあまり良くないので、その場合は、たぶん大阪は4月の6日から、3月1日から4月6日までの分の9時の時短要請の支援金の仕組みに従ってやりますということの告知ということになります。まん延防止等重点措置が適用されて以降っていうのはまだ決まってないので、ちょっと僕からはなんとも言えないです、まだ。できるだけ早くやらなければならないとは思っています。 毎日新聞:ありがとうございます。 司会:ほかにご質問ございますか。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見3月31日 全文4に続く