高校生が描いた躍動豊かな獅子 給食を運ぶトラックに地域の伝統芸能のイラスト 三重・鈴鹿市
子どもたちが様々な地域の仕事を体験できるイベントが22日に三重県鈴鹿市で開かれ、市内に伝わる獅子舞のイラストがラッピングされた給食の配送トラックがお披露目されました。 少子高齢化に加え、コロナ禍で中止や規模の縮小が相次ぐなど、地域での伝承が危ぶまれる伝統芸能を盛り上げようと、物流・運輸会社の三重執鬼が、給食の配送に使うトラックに市内の神社に伝わる4つの獅子舞をラッピングしたものです。 デザインは県立飯野高校の生徒が担当し、それぞれの獅子舞の特徴を捉えた躍動感豊かな獅子の姿を表現しました。 会場では4つの獅子舞のうち都波岐奈加等神社(つばきなかとじんじゃ)で継承されている獅子舞が披露され、イベントに参加した親子連れらが地元の伝統芸能に見入っていました。 獅子舞のラッピングトラックは、1月から市内の小学校などに給食を配送します。 このほか、地元の企業や団体などが様々な体験ブースを設け、大勢の親子連れがプロから技術を教わっていました。