東邦ガスとJERA 愛知県知多市に世界最高水準の火力発電設備建 設費用約2000億円
東邦ガスと発電会社JERAが知多市の知多火力発電所にLNG(液化天然ガス)が燃料の最新鋭の発電設備2機を建設すると発表しました。 2社が共同で建設し運営する初めての火力発電設備となります。 廃止が決まっている1号機から4号機の跡地に建設され、費用は約2000億円です。 発電ユニット2基は、ガスタービン・コンバインド・サイクル方式を採用。天然ガスを燃やしてできるガスでタービンをまわし、さらに熱風を熱交換してできた蒸気で別のタービンもまわして発電させるという高効率な発電方式です。発電効率は世界最高水準の約64%で、2機あわせた出力は約132万キロワットということです。 2社での建設・運営についてJERAは、事業リスクが低減されるためとする一方、東邦ガスは電気事業拡大にともなって安定的かつ環境性が高い電源調達を行うためとしていて、脱炭素社会を実現するために、将来的には水素など脱炭素燃料への切り替えを目指すということです。 2機の発電設備は2026年4月に着工し2029年度に運転を開始する予定です。