ヤクルトV完全消滅 高津監督「非常に残念です。何も固定できなかった」 ケガ人多数でチーム編成の苦労語る
◇プロ野球セ・リーグ 阪神6―0ヤクルト(7日、神宮球場) ヤクルトは完封負けで3連敗。借金を20に増やし、優勝の可能性が完全に消滅しました。 初回から阪神に主導権を握られたヤクルト。先発の高橋奎二投手は2本のタイムリーと、2ランホームランでいきなり4点の先制を許しました。 高津臣吾監督は「明らかに表情見ても姿見ても不安を持ってマウンドに上がっている。ストライクに入るかとか、どうやって投げたらいいのかとか、そういうふうに映りました。初回は置きにいくボールばっかりだった。当然の結果ですね」と、高橋投手を厳しく評価しました。 また打線も阪神の先発・才木浩人投手からチャンスを作るものの、打ち崩すことができずに完封負けを喫し、「得点圏でいかに打つかだと思います。真っすぐの打ち損じが非常に多かった」と、こちらも厳しい評価をした高津監督。 ヤクルトはこの敗戦で借金が20に膨らみ、残り21試合を残して優勝の可能性が完全に消滅。 高津監督は「残念ですね。やっぱり一番上に立ちたいと思ってずっとやっているので、非常に残念です。ここまでローテーションも、リリーフも、打順も何も固定できないできているので、それが優勝できなかった要因だと思います」と、ここまでの戦いを振り返りました。 5月にはレギュラーの塩見泰隆選手が左膝の前十字じん帯損傷と半月板損傷の大ケガで離脱するなど、けが人も多かったこともあり、「毎日メンバーのやりくりや、入れ替えの連絡など、そういう状況が毎日続いたので、チーム編成が難しかった」と、苦悩を明かしました。