大阪市・松井市長が定例会見12月10日(全文2)保健所を他の部局が支えつつ対応
大阪市の松井一郎市長は10日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪松井市長「医療機関は頑張っている。崩壊には至っていない」(2020年12月10日)」に対応しております。 【動画】大阪松井市長「医療機関は頑張っている。崩壊には至っていない」(2020年12月10日) ◇ ◇
市が財源的に保障するのか
毎日新聞:今のところの関連なんですけれども、民間病院と病院機構の病院があると思うんですけれども、府に今投げていらっしゃる案としては、市側が財源的に何か保障するようなところはあるんでしょうか。あとは機構のほうも、どうでしょうか。 松井:これは大阪市内の今の、例えば十三を含めて中等症の負担軽減ということにもつながりますんで、財源は大阪市として考えていきたいと思っています。 毎日新聞:機構のほうも同じでしょうか。市民、病院機構のほうの支援というか、医療従事者への支援っていうのは。 松井:これはもう機構の理事長と十三の医院長ともおとといの時点でお会いして、とにかく現場の声をよく聞いて、自分たちで判断させてくれということなので、そこはある一定の枠というか、機構に今、枠ありますから。その枠内で病院の執行部で判断をして、速やかに現場の人たちが報いられる、そういう形をつくってくれということだけ申し上げました。細かいことは、詳細については理事長と医院長で決めてもらうということです。 司会:次の質問をお受けいたします。毎日放送。
陽性者の転院先が1週間以上見つからないケースも。受け止めを
毎日放送:毎日放送、美藤です。すみません、昨日もちょっと質問あったんですが、一部市内の民間病院の二次救急の病院なんですけれども、発熱外来ですとか、救急で発熱の患者さんが入ってこられて、その後、病院で検査をして陽性になった方の転院先が1週間以上見つからないという事案が起きていて、その医院長の先生は、もう本当に適切な医療を受けられない方がすでに発生してしまっていて、もう医療崩壊が始まっているといえるというような認識を示されているんですが、このような状況について、松井市長、受け止めをお願いします。 松井:今、おっしゃっているのは、もともとかかりつけ医がその病院であったというようなパターンで受診したときに、コロナ感染が見つかったということだと思いますけども、他の病院もそうですけれども、持病のある方がもともと受診している病院でコロナの感染が見つかった場合は、一時的にその病院でケアしていただくということは、これはこの今のコロナの病床の状況から見れば、そこはそういう形での対応もお願いをしていきたいと思ってます。 コロナだけの患者さんで、中等症、重症の場合は、大阪府のフォローアップセンターでさまざまな病院の手配をしていきますけども、そもそものやっぱり基礎疾患のある方、従来、そのかかりつけ医がいるわけなので、やはりコロナと同時に違う治療もしなければなりません。そういう場合については、二次救急医療機関であれば、ある程度やっぱりコロナのケアもできるわけですから、患者さんの命を考えたときにすぐに転院させるのがいいのか、その病院でしばらく治療するほうがいいのか、そこはやっぱり現場の医師の判断でお願いしたいと思っています。