世界初プロダンスリーグのビジネス戦略 D.LEAGUE運営に聞く
世界初そして日本発のプロダンスリーグ・第一生命 D.LEAGUE(以下、D.LEAGUE)が10日に東京有明アリーナで開幕した。時節柄、無観客での船出となった。アートとスポーツの融合を図り、ダンサーがメインとなって新しい世界を創り出すというが、いったいどんな内容なのか。エンターテインメントビジネスとして果たしてどのように成立するのか。運営に携わる平野岳史氏(Dリーグ代表取締役CEO)とカリスマカンタロー氏(同COO)に聞いた。 (2020年12月23日オンラインで取材しました)
D.LEAGUEとは? ルール&試合形式
まずインタビューの前に、D.LEAGUEの概要を紹介しておきたい。 ◇◇◇◇◇【概要】◇◇◇◇◇ エイベックス、KADOKAWA、コーセー、サイバーエージェント、セガサミーホールディングス、セプテーニ・ホールディングス、フルキャストホールディングス、ベネフィット・ワン、USEN-NEXT HOLDINGSの9社がチームオーナーとして参加、9チームがレギュラーシーズンを戦う。 各チームは年間出演するレギュラーダンサーと期間限定で出演するSPダンサー、チームの監督的な役割を担うディレクターで構成され、毎回のラウンドに出演するのは8名でレギュラーダンサーとSPダンサーが出演(ディレクターがレギュラーダンサーとして出演する場合もあり)。各チームが2分から2分15秒のダンスパフォーマンスを制作、年間12ラウンドのレギュラーシーズンを9チームで戦い毎ラウンドの順位ごと勝ち点を配分、年間を通し上位4チームがチャンピオンシップ進出、シーズンチャンピオンを決定する。 具体的な試合方法としては9チームが順番にパフォーマンスし、世界的に活躍するパフォーマー4名によるJUDGEの合計ポイントとアプリ会員による視聴者投票(オーディエンスポイント)を合わせた100点満点で計算し、1点でも多いチームから高い勝ち点を配分する。 試合の模様はD.LEAGUEオフィシャルアプリをはじめ、各配信プラットフォーム(5G LAB、ABEMA、GYAO! 、スポーツナビ、ダンスチャンネル、ニコニコ、U-NEXT、スカパー!)で視聴可能。