立憲・枝野代表が記者会見8月31日(全文1)政治の流れ反転させるきっかけに
代表選への出馬表明はいつか
共同通信:よろしいですか。共同通信の【アライ 00:14:36】です。代表、冒頭発言の中で、安倍政権をちょっと振り返った中で、7年8カ月、一強を許してしまった状況と反省を踏まえ、新しい政党をスタートすることになっているということなんですけれども、最初のNHKさんの質問とも若干かぶる部分がありますけれども、新党、立憲民主党を解党して新党結成に向けた抱負というところで、一強を許してしまった状況と反省を踏まえというところを踏まえた上で、どのようにしていきたいかというところ。それから、次期政権にどのように向かっていきたいかというところをまず教えてください。 それと2点目なんですが、先ほどの代表の発言、おそらく答えは出てるのかなと思うんですが、一応念のための確認ですが、新党に関して代表選への出馬表明というのは、いつごろ検討されてますかということを教えてください。 それと、代表選、今、自民党総裁選が始まってしまったことによって、立憲民主党の結党大会ですとか代表選がちょっとかすんでしまうのではないかという声もありますが、その声についてはどのように向き合うのか。また、弊社の速報で9月16日に臨時国会召集で、18日までという話を自民党は検討しているということもあります。結党大会とかぶりますが、どうしますかというところ。 あと、ごめんなさい、もっといっぱいあるんですが、あと最後に、きのう放送のBS朝日の放送で次期衆院選に向けた家計支援の経済策というのを、消費税減税も選択肢の1つとして含めて3つ挙げられました。あらためてその狙い、いつごろ打ち出すのか、それからどのように組み合わせていきたいのか、財源等、どのように考えてるのか教えてください。
合流プロセス自体が一定の到達点
枝野:今回の合流のプロセス自体が、この8年近くの反省と教訓を踏まえて、そして積み重ねてきた結果の一定の到達点だと私は思っています。ただ数を集めればいいということではない。しっかりと理念、政策の共通認識を積み重ねていく中で、今の政権に代わるもう1つの軸、あるいは旗というものを共有させて、そして大きなチームということで、政権を担えるような厚みがあるんだなというようなことを感じていただけるチームをつくらなければならないと。 残念ながら2012年の暮れの選挙以降、歴代リーダーの皆さん、それぞれの状況の中でご努力をされてきましたが、なかなか客観情勢がそれを許してこなかった中で、今回、この3年間、ある意味では残念な部分もありましたけれども、われわれも、立憲民主党も国民民主党に属されている方も、あるいはこの間、無所属という形で政党に属さないことのいろいろ不都合、不便を感じながらやってこられた方も、しかもその中には中村喜四郎先生をはじめとして、今まで政党の枠組みにほとんど入ってなかった方、江田憲司さんのように、2009年、非自民政権に対して大変厳しい立場、外側からおられた方をはじめ、あるいはこの間ずっと国会を離れておられたけど、今回地元の災害ということで大変な力を発揮された熊本の矢上雅義さんとか、本当に厚みも従来以上に増したいい顔ぶれで、しかもこの1年間、共同会派という中で丁寧に積み重ねてきた、理念、政策の共通認識を踏まえて結党にすることができるというのは一種の必然であるし、この8年余りのさまざまなアプローチというものが1つ、結集をしてるんじゃないかなというふうに思っていますので、この枠組みとプロセスを大切にして、そしてここに多様な皆さんに集まっていただいているという、この多様性を大切にして戦っていけば、十分に政権の選択肢になりうるうというふうに思っております。 【書き起こし】立憲・枝野代表が記者会見8月31日 全文2に続く