「ちょっと怖かった」「視界が…」バスボート練習中に遭遇したハプニング。しかし冷静に対処「GPSを頼りに」
プロアングラーとして活躍する川村光大郎さんの連載「OPENMIND」。今回は、霞ヶ浦と新利根川が舞台だ。季節の変わり目となるこのシーズン、いかにブラックバスを攻略するのか? 川村流バスフィッシングの展開の妙をチェック! 【画像】「ボートで移動中に霧が濃くなり…」とうとう視界が真っ白に!
水温の急激な変化が、バスの活性に影響か
この一週間は、霞ヶ浦と新利根川へ釣行しました。週末は霞ヶ浦へ釣行。入った河川はゲリラ豪雨により濁流になったところから回復し、流れは少し速かったものの透明度は増していました。 水温も30℃を超えていたところから、26~28℃台へ。水質が良くなって釣れそうに思えたのですが、しばらくノーバイト。一時はけっこうな濁流だったことから川から出たバスがいたにしても、想定外でした。 丁寧な釣りをするフィールドスタッフの佐藤賢一郎にもバイトは無いことから、「これは居ても喰っていないぞ」と判断。上流に向かうと水色はほどよく濁ってきたのですが、水温は一気に下がり過ぎたのか!?
速い動きに反応が悪い。ルアーチェンジで狙い方を変える
それまで比較的スピーディーな釣りをしていて、特に朝の時間帯はバズベイトを多投していました。併用したジグにしても、着水と同時に泳がせるジグストでした。しかし、横の動きに喰い上げてくるほど、バスは元気でない様子。 そこで一考し、ルアーチェンジ。フレックスジグ5gに、尻尾をカットしたハリーシュリンプ4inchをセット。スリ抜けやすく、カバーのキワやスキマに落としては繊細に誘えるセッティングです。すると、釣れるようになったものの、サイズが小さい…。 ルアーチェンジでようやくヒット。しかしサイズが…。 佐藤も同セッティングと、チビーブルでもキャッチするも、サイズは同じく小さいという状況…。
数を重ね、夕方頃、待望の良型が…!
それでも数は重ねていき、夕方。この日開催されていたトーナメントにより、多数のボートが浮いていると聞いていた下流域が空いていました。 ハードボトムに投じた佐藤のリズィーアピールプラスにキャットフィッシュとバスが連発し、ボクも同ルアーを投じるとヒット! リズィーを投げ切り、佐藤はブレーバーⅡのネコリグにローテーション。ボクもブレーバーⅡですが、フリーリグにしました。またも……ですが、松本幸雄さんに「ブレーバーⅡのフリーリグ釣れますよ」と教わったからです。 すると、すぐに来たのは待望の45クラス!さらに連発! それが、明らかにこのリグの効果だと感じる喰い方だったのです! どちらのバスもファーストフォールで食ってきたこと。先にシンカーが着底して、ワームがノーシンカー状態でスローフォールしているタイミングでラインが走りました。