【ネクストスター高知】ドライブアウェイとリケアカプチーノの一騎打ちムード 昨年の3冠馬に続けるか
[第2回ネクストスター高知=2024年10月27日(日曜)2歳、高知競馬場・ダート1400メートル] 27日、未来優駿2024 第2回ネクストスター高知(1着賞金1000万円)が行われる。ダート路線のさらなる充実を目指して、昨年全国で新設された本競走。出走できるのは地方競馬デビュー馬、かつ、開催場の所属馬に限定されている。 高知での記念すべき第1回王者に輝いたプリフロオールインは、余勢を駆って高知3冠を制覇。2着のリケアサブルもその後、兵庫で重賞2勝を挙げている。10着に終わったグラインドアウトに至っては翌春に佐賀で重賞を連勝した後、何とJpnⅡ関東オークスでも3着に健闘。高知所属馬のレベルの高さを全国に示した。来春の高知3冠のみならず、全国のダート3歳戦線の行方を占うレースといってもいいだろう。 今年は、7枠2頭によるマッチレースの公算が大きい。特に、3連勝でここに挑むドライブアウェイ(牝・工藤真)は前走の堆金菊特別を圧勝。大外から好発を決めてハナを奪うと、そのまま影を踏ませぬ逃走劇でリケアカプチーノに6馬身差つけた。前2戦から一気に500メートルもの距離延長となったが、折り合い面の不安も見せず、最後は余力十分で流す余裕を見せるほど。能力の高さは疑いようがない。 対するリケアカプチーノ(牡・田中守)は堆金菊特別でドライブアウェイに離されたものの、次走の潮菊特別で2着に4馬身差をつける完勝。初戦の内容を見ても、力量はドライブアウェイに決して引けを取らない。堆金菊特別で1番人気に推されたことはその証し。前走で距離を経験した強みを生かして、逆転があっても驚けない。 3番手以下は混戦模様だ。潮菊特別でしぶとく2着を確保したゾクゾク(牝・中西達)、同3着のアイベット(牝・打越勇)、4着のピクチャーカード(牡・宮川真)、さらに落馬で競走中止となった同競走の雪辱を期すヤマノアシオト(牡・田中守)あたりが候補か。
東スポ競馬編集部