北海道で「店内に銭湯の入り口がある」ラーメン店を発見! 競走馬とグルメ旅
美味しいものと競馬をこよなく愛する著者が、身銭を切って体感した「競馬&グルメ」旅。名馬に思いを馳せつつ、厳選した味の名店3軒をご紹介します。 【衝撃】ラーメン店の中に銭湯!絶品味噌ラーメンは、スープの色も違います
馬産地日高地方でグルメと名馬の足跡を巡る
前回は、北海道を代表する「肉料理」をご紹介しました。 今回は馬産地日高地方のグルメをご紹介します。競馬シーズンはいよいよ秋競馬真っ盛り。年末の有馬記念まで、G1レースが毎週のように開催されます。サラブレッドの熱き戦いを見ながら、彼らが生まれ育った日高の名物グルメに思いを馳せるのもまた楽しい。 ところで1年に生まれるサラブレッドは毎年約7000頭と言われていますが、うち98%は北海道産です。特に日高地方がその聖地で、街道を走ればあちこちで馬の放牧を見ることができます。今回は、名前を聞けば誰でもわかる、懐かしい名馬の足跡を巡りながら素敵な馬産地グルメをお届けします。
ディープインパクトの背中で空を飛べる!?
新千歳空港に到着したら真っ先に寄りたいのが苫小牧(とまこまい)市にある体験型公園「ノーザンホースパーク」です。空港からは車で20分ほどで到着するアクセスの良さに加え、乗馬や馬車はもちろんのこと、パークゴルフもありますし、美味しいレストランも兼ね備えた総合テーマパークです。 そして2023年6月には新たな名所が加わりました。名付けて「ディープインパクトゲート」。2005年の三冠馬(三歳馬限定のG1レース。皐月賞、日本ダービー、菊花賞をすべて勝った馬)で、日本を代表する名馬「英雄」デープインパクトを記念したモニュメントが完成しました。 残念ながら、ディープは2019年に亡くなりました。武豊騎手が「空を飛んでいる」と形容したディープそのままに、真っ青な空にかけられたゲートに立てばディープの背中で空を飛んでいる気分になること間違いありません。
ディープに想いを馳せつつ、濃厚な黄身を堪能するピザとパスタ
ノーザンホースパークで遊んだら、次は腹ごしらえ。海岸線にある厚真(あつま)町を東に走ると「FORT BY THE COAST」というレストランが登場します。 「海岸の砦」という名前の通りに、2階建てアパートのようなごつい建物が目印です。なんでも農業倉庫をベースにしているとか。当店の売りはズバリ「卵」。隣の農場で生産される平飼い卵を使ったピザやパスタをいただくことができます。普段食べている卵よりも黄身の色が薄く、いかにも美味しそうで食欲をそそります。筆者は2度訪問したことがありますが、1回目はピザの定番マルゲリータに卵のせ、2回目はこれもパスタの定番カルボナーラをいただきました。写真を見ただけで美味しいことがおわかりいただけるかと。 オープンしてまだ3年ほどのようですが、いかにも馬産地見学に来た人らしきチームや地元の若者で店内はいっぱいです。近くにはサーフィンができる海岸もあるようで、北海道の中でもオシャレな地域なのかもしれません。