大阪市・松井市長が定例会見9月16日(全文2完)特措法改正の議論スタートさせたい
政治家としての資質をどう見極めるか
神戸新聞:神戸新聞の石沢と申します。衆院選に向けて党公認の候補予定者の選定が進んでいますが、特に兵庫なんかで積極的に立てようとされていますけれども、一方でこの間、維新公認の政治家の不祥事が相次ぎました。やっぱり改革マインドな人材の掘り起こしを積極的に進める一方で、政治家としての資質をどう見極めるのかっていうのはなかなか難しい面もあると思うんですけれども、そのことについて代表のご意見を伺いたいんですけれども。 松井:この間、維新の中でいろんな不祥事、とにかく期待を裏切っている人たちが出たこと、これはもう全て僕の責任やと思います。これは、維新の会、地方議会も含めて、2011年から今まで、僕はずっと幹事長代表として、候補の選定をやってきたのが僕ですから、その間に選んだ候補者が世の中の人から見て、やはり不適切だったと。期待を裏切っていると。これは全て僕の責任です。 だから、政治家って聖人君子を選ぶわけではないんでね。それも含めて、そういう不祥事、出た場合は、われわれは厳しくこの処分はいたします。これは正直に申し上げて、面接した時点から、その人の心の奥底にどういうもんがあるのかまでは、やっぱり見透かすこと、これは僕の力不足と言われればそうかもしれないけど、やっぱりもう、無理、できない、できなかったということなんだろうと思います。
政治の世界には世の中の常識に合わない人もたくさんいる
だから、ただ、そういう人っていうのは別に維新だからじゃなくて、政治の世界には世の中の常識に合わない人もたくさんいるわけですよ。その中で、そういうふさわしくない人だということが見えた時点で、こういう人たちはどんどん、やっぱり政治の世界から処分していくというのが現実的な解決の仕方なのかな。これは政治家だけでもなくて、やっぱり人間社会においてはどんな職業に就いてても、その人の奥底まで、どういう性格なんかっていうのは分かりません。これはもう、全ての、これは役所の中にいても、役所の中でも処分しなければならない人、たくさんいますから。 でも、面接のときに必ず言うのは、やっぱり公僕として、職員として、市民の福祉向上と、それからこの国のために尽くしたいというのは、全員が面接のときに言うことですから。でも、その心の奥底にはいろんな問題点、影も持っていると。だから役所でもそういう人が出れば厳しく処分しますし、政党においても、そういう処分はしてまいります。 それも、もう包み隠さず、世の中の人は全て分かってますんでね。この間も、いろいろと問題ある人もいましたけど。それも含めて、選挙でやはり評価をされるんだろうなと、こう思っています。 神戸新聞:今のお話ですと、再発防止策っていうのは、選考の過程で何か対策を打つというよりは、厳しく、何かあったときの対処で再発防止につなげるという、そういう考え方ですか。 松井:選考の時点ではもう以前から、やはり、まずは政治信条、理念、それから維新の政策について順守してもらえるんだろうなということはもう尋ねているし、それはもうもちろんですということを言っていますよ、みんな。 これまで、国政選挙においても、橋下改革に全面的に賛同した、橋下さんのように、やはり国民のために尽くしたいとかね。橋下さんのように、もう身分にはこだわっていませんって、たくさんいたけど、10年間、国政政党の中でも、身を切る改革ももう、今はもう維新を出ていった人は全員やっていないしね。急に橋下はフェミニストだ、なんだとか、批判し出す人もいっぱいおるし。人間ってそういう人もたくさんいるということだと思います。面接のときは、みんないいこと言いますよ。悪いこと言った人いません、1人も今まで。