大阪市・松井市長が定例会見9月16日(全文2完)特措法改正の議論スタートさせたい
大阪市の松井一郎市長は16日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「ミナミのビルが現場のゴミ不法投棄。内容確認し次第、取り締まり実施する」大阪市・松井市長が定例会見(2021年9月16日)」に対応しております。 【動画】「ミナミのビルが現場のゴミ不法投棄。内容確認し次第、取り締まり実施する」大阪市・松井市長が定例会見(2021年9月16日) ◇ ◇
接種にインセンティブをつけることをどう思うか
産経新聞:産経新聞、矢田です。ワクチン接種についてお伺いします。自治体によってはインセンティブを設けるようなところも出てきてはありまして、市長、従前から、あまり積極的ではないかなという認識なんですが、あらためてご認識をお願いできますでしょうか。 松井:民間の皆さんがやっていただくのはいいと思うんですけど、ワクチンは、やっぱりアレルギー等で打ちたくても打てない人がいるわけですよ。やっぱりまだ、これは始まったばかりのワクチンなので、どうしても不安が先立ってる人もいるわけです。ですから、税金を投入して、例えば何か当たりますとか、なんらかの商品がもらえるとか、そういう形のインセンティブは僕は税投入するということはちょっと違うんじゃないかなと。みんな公平に、強制でワクチンを打ってるわけでもなんでもないんでね。民間の皆さんが例えばお店で、ワクチンを打たれた方は例えば1品サービスとか、それは別に拒否しませんよ。でも税投入して、なんかインセンティブつくるっていうのは、ちょっと違うんじゃないかなと、こう思ってます。
税投入によるインセンティブは考えていない
産経新聞:接種していない人に不利益が被るのではなくて、接種した人に利益があるというのは、なかなか差別には当たらないっていうような、そういったことを官房長官も言及しているようなんですけれども、それを踏まえるとやはり任意のワクチンでこういった差が出るものに税を投入するっていうのはやはりちょっと。 松井:僕はね。だから僕、差別してるつもりはないんです。ただ、打ちたくても打てない人もいる、障害があるとかで。で、まだどうしても不安な方もいらっしゃると。その方々も納税者ですし。だから民間の方で、例えばお店に来ていただいたときに1品サービスは、これはもうどんどんやっていただいてええと思うけども、われわれが税を投入して大きなインセンティブをつくるっていうのが違うんじゃないかなと、そう僕は思ってる。 やられてる自治体もたくさんありますよ、ワクチンを広げるために。僕もワクチンは広げるべきだとは思いますけども、やはりそこは強制できないわけで。さまざまな専門家の皆さんがワクチンには健康被害はないとはっきり言い切られてるし、それは科学的な根拠もあるんでしょう。でも、例えば今、妊娠中の方の中には、さはさりながら、やっぱり戸惑いを持ってるというのもありますし、実際これは科学的には証明されてるけれども、やっぱりまだちょっと不安なって言われる方はいるわけですから。それでそういう中で接種された方に税投入で大きな何か物が当たるとか宝くじが当たるとかっていう、税金でそれを投入するっていうのはちょっと違うんじゃないかなと。 あと、これは僕は直接聞いてるけども、障害の持ってる子供は打てないという人もいて。そこはまたそういう人たちにも配慮が要るんじゃないのと、そう思うんで、税金でのインセンティブはちょっと僕は控えたいと。よそでやってることは否定はしません、ワクチンは広げたいんで。そういう意味から、ちょっと税投入のインセンティブっていうのは今のところ考えていません。 司会:次の質問をお受けします。ほかにございますでしょうか。それでは終了いたします。ありがとうございました。 毎日新聞:政務の質問、何かありますでしょうか。