ジャクソン&エンソ2戦連発チェルシーがリーグ連勝! 不振ビラは公式戦8試合勝利なし【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第13節、チェルシーvsアストン・ビラが1日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが3-0で快勝した。 【動画】ジャクソン&エンソ連発にパーマーが鮮烈ミドル! 3位のチェルシーは前節、指揮官マレスカの古巣であるレスター・シティ相手に2-1の勝利。リーグ3試合ぶりの白星を挙げた。さらに、ほぼスタメン全員を入れ替えたカンファレンスリーグ(ECL)ではハイデンハイムとの無敗対決に2-0で勝利した。難敵とのホームゲームではリーグ前節から先発3人を変更。バディアシルとマドゥエケ、フェリックスに代えてラヴィア、サンチョ、ペドロ・ネトを起用。カイセドを右サイドバックに配置する変化を見せた。 対して8位のアストン・ビラは前節、クリスタル・パレス相手の2-2のドローで公式戦連敗を「4」でストップ。ただ、チャンピオンズリーグ(CL)のユベントス戦を0-0のドローで終え、公式戦7試合未勝利とエメリ体制で初めて大きな壁にぶつかっている。この一戦ではベンチ外のオナナを除き現状のベストメンバーで臨んだ。 立ち上がりから球際で激しくやり合いつつ、相手の後方からの繋ぎに対して連動したプレスで制限をかけ合う。やや拮抗した入りとなったが、早い時間帯にスコアが動く。 7分、右サイドを起点に押し込んだチェルシーはボックス手前左のルーズボールに反応したククレジャがフィロジーンとの競り合いを制してボックス左に持ち込んで低いクロスを供給。これをゴール前に飛び込んだジャクソンが左足で合わせると、左ポストを叩いてゴールネットを揺らした。 ジャクソンの2試合連続ゴールでホームチームが幸先よく先制に成功したが、アストン・ビラも防戦一方の展開には持ち込ませず。要所で相手のハイプレスをかいくぐり、疑似カウンターの形で一気に前進。15分には馬力のある仕掛けでゴール前に抜け出したワトキンスに決定機も、GKとの一対一はロベルト・サンチェスの好守に阻まれる。 ここからしばらく一進一退の攻防が続くが、アストン・ビラのミスを突いたチェルシーが20分過ぎから続けて決定機を創出。23分、高い位置でのボール奪取からパーマーのミドルシュートでゴールを脅かすと、直後にはGKマルティネスとDFのコミュニケーションミスによってボックス内で得た間接FKからパーマーのシュート、ビルドアップでのマルティネスのミスパスを奪ったジャクソンにビッグチャンスが舞い込むが、仕留め切れない。 それでも、36分には中盤でのイーブンボールを制した流れから中央でのパス交換でボックス手前右のパーマーから中央で横パスを受けたエンソ・フェルナンデスがワントラップから右足アウトを使った低弾道のシュートをゴール右隅に突き刺し、ジャクソンに続いて2試合連続ゴールとした。 これで完全に主導権を握ったチェルシーは3点目こそ奪えなかったものの、ワトキンスの2度の際どいボックス内での仕掛けを冷静に凌いで前半を終えた。 迎えた後半、アストン・ビラは前半で負傷した守護神マルティネスを下げて控えGKオルセンをハーフタイム明けに投入。立ち上がりにはマッギンが左サイドでの裏抜けから決定機を迎えるが、GKサンチェスの好守に遭う。 一方、後半も危なげなくゲームをコントロールするチェルシーだったが、60分にはハムストリングを痛めたフォファナがプレー続行不可能となり、バディアシルのスクランブル投入を余儀なくされた。 後半はアストン・ビラが盛り返したことで、試合は拮抗したものの、要所を締めるチェルシーが決定機まで持ち込ませず。その後、後半半ばを過ぎて互いに交代カードを切っていくなか、ブルーズのエースが試合を動かした。 83分、ボックス手前で得たFKの流れからマドゥエケのパスを足元に受けたパーマーが左への持ち出しからペナルティアーク付近で左足を一閃。ゴール前の密集を抜けた鋭いシュートがゴール左隅へ突き刺さった。 これで勝利を決定づけたホームチームは相手に一矢報いることも許さぬ見事なゲーム運びで3-0の完勝。リーグ連勝を達成した。一方、敗れたアストン・ビラは公式戦8試合未勝利と厳しい戦いが続く。 チェルシー 3-0 アストン・ビラ 【チェルシー】 ニコラス・ジャクソン(前7) エンソ・フェルナンデス(前36) コール・パーマー(後38)
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