田中碧は5大リーグ1部でプレイ出来る実力者のはず 2部リーズを選んだ理由は「ファルケは田中をどう活かせばいいのかを正確に理解していた」
リーズのプロジェクトが合っていたか
今夏にドイツ2部のデュッセルドルフから、イングランド2部のリーズ・ユナイテッドへ移籍した日本代表MF田中碧。リーズでのパフォーマンスはすでに絶賛されていて、中盤に欠かせない戦力となっている。 イングランド国内でも田中のレベルは2部に収まらないと言われているが、田中はなぜ今夏にリーズへの移籍を選んだのか。今夏に5大リーグの1部で戦うクラブへの移籍を狙うことも出来たはずだが、田中のエージェントを務めるマリヨ・クネズ氏はリーズへの移籍に確信があったと語っている。 「リーズは田中に詳細なところまでプロジェクトを説明した。監督のダニエル・ファルケは、田中がリーズの必要としているタイプの選手であることを示したのだ。さらにリーズは田中の成長を促すうえで最適な環境を提供している。ファルケを大いに称賛しなければならない。彼は田中がどんな能力を持っているのか、それをどう活かせばいいのかを正確に理解していた。ドイツのクラブも田中の実力は認識していたが、ブンデスリーガ1部のクラブへの移籍は様々な理由で上手くいかなかった」(『Yorkshire Evening Post』より)。 田中自身の活躍もそうだが、リーズはここまで勝ち点35を稼いで3位につけている。先日はブラックバーンに0-1で敗れてしまったが、プレミアリーグ昇格へ悪くない位置にはつけている。田中としては、1シーズンでプレミアへ昇格できれば言うことなしだ。 クネズ氏は田中にプレミアリーグでプレイする力があるかと問われ、「あると思う。彼のスタイルなら、ポゼッションを重視するようなチームに合っている。なぜ彼が2部リーグでプレイしているのか疑問に思う人もいるかもしれないが、彼はプレミアリーグでも成功できると確信している」とコメントしている。 これまではドイツ2部、イングランド2部で経験を積む田中だが、そろそろ1部で戦いところだろう。果たしてリーズでそのチャンスを手にできるだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部
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