GK鈴木彩艶が3度のスーパーセーブでラツィオ撃破に大貢献!「またしても奇跡。本当に美しい」伊解説陣が大絶賛 | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】パルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶は、1日のセリエA第14節パルマ対ラツィオ戦(3-1)にフル出場して勝利に貢献し、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が絶賛した。 【動画】鈴木彩艶が3度のスーパーセーブでラツィオ撃破に貢献
GK鈴木彩艶が所属する昇格組のパルマは1日、勝ち点「28」で2位アタランタと並ぶ好調のラツィオと対戦。開始直後にニコロ・ロヴェッラの“エウロゴール(欧州クラスのスーパーゴール)”が取り消され、失点を免れると、直後にデニス・マンの得点で先制し、その後は、常にリードを保って3-1と勝利した。 ラツィオにリーグ戦6試合ぶりとなる土をつけたパルマの一戦において、『ダゾーン・イタリア』の解説陣は、どのように鈴木のパフォーマンスを評価したのだろうか。 まず、2分にロヴェッラがスペクタクルな幻のミドルでネットを揺らしたシーンについて、解説を務めたパルマOBのアレッサンドロ・ブデル氏は「本当に素晴らしいゴールだった。パルマGKの右側で落ちるシュートでものすごいボールだった」とコメント。実況を担当したリッカルド・マンチーニ氏は、「スズキがダイブしても、絶対届かないはずの場所だった。ボールの変化がはっきりと見えた。スズキは触ったがゴールを防ぐには足りなかった」と振り返った。
顔面シュートに本能で反応
続いてイタリアの解説陣は、1-0とパルマのリードで迎えた52分に、鈴木が見せたビッグセーブを絶賛した。日本代表GKは、ラツィオのコーナーキックのシーンにおいて、タティ・カステジャーノスのヘディングがアレッシオ・ロマニョーリの顔に当たって変化したボールを、近距離で素早い反応で阻止した。 マンチーニ氏は「スズキ! 純粋な、極めて純粋な反射能力で、巨大なセーブを見せた」と叫んだ。するとブデル氏も「信じられない。ボールが変化していたが、スズキは極めて反応が良かった」と驚きを示した。マンチーニ氏が「ロマニョーリに当たったピンボールに対して、信じられないセーブだ」と続けると、ブデル氏も再び「信じられない」と繰り返した。 パルマが2点をリードする61分、日本代表GKが、マッティア・ザッカーニのクロスをはじき出し、チームメートと共にラツィオのチャンスを阻止すると、ブデル氏は「ラツィオはリバウンドに恵まれていないね」とコメントした。 マンチーニ氏は、ラツィオのゴールが2度取り消されたほか、パルマのフィールドプレーヤーがゴールライン上でラツィオのシュートを2度防いだことも踏まえ、「ラツィオは少し不運かもしれない」と指摘した。 その後、鈴木が63分に、ルカ・ペッレグリーニのクロスを、タティ・カステジャーノスに先んじてボールをつかむと、ブデル氏は「ペッレグリーニのボールは完璧だった。カステジャーノスはわずかに届かず、スズキは運が良かった」と指摘。マンチーニ氏も「本当だ。あと数ミリの問題だった」と振り返った。