「Uber Taxi」が白馬村で来月サービス開始へ インバウンド増の課題解決に【長野・白馬村】
スマートフォンのアプリでタクシーの配車予約が出来るサービス「Uber Taxi(ウーバータクシー)」が、来月から白馬村のタクシーで利用できます。 背景には、外国人観光客の急増、そして、Uber(ウーバー)の勝算がありました。 ウーバーは27日、来月から来年3月までの冬季期間、白馬村で「ウーバータクシー」のサービスを提供することを発表しました。県内では、軽井沢に続いて2カ所目です。 ■Uberモビリティ事業ドム・テイラーアジア太平洋地域代表 「Uberを利用することで、タクシー-ドライバーは効率的に乗客を見つけ収入を増やし業務を最適化することができる」 「ウーバータクシー」は、スマートフォンのアプリでタクシーの配車予約が出来るサービスです。ウーバーと白馬村を運行するタクシー会社5社と契約を結び、合計56台のタクシーでサービスを提供します。 ■白馬村・丸山敏郎 村長 「事業者からすると、電話が鳴りっぱなし人手が足りない中で、DX(Uber Taxi)により解決できる」 白馬村では、昨シーズン冬季の観光客数が113万人を超え、過去20年で最多となり、オーバーツーリズムや、外国人観光客の利便性向上が課題となっています。 一方、ウーバー側の勝算も。 白馬村で冬季にウーバーのアプリが開かれた回数は、通常期のおよそ6倍というデータがあります。 外国人観光客がタクシーを利用しようとしていたとみられ、「潜在的な需要ある」と見込んでの白馬村進出です。 ■Uberモビリティ事業ドム・テイラーアジア太平洋地域代表 「オーストラリアでは、Uberのアプリ・サービスに90%の人が利用している。今後、日本でも地方のタクシーと連携して協力関係を結び、Uberのサービスを日本中に広めたい」 ウーバーは今回、オーバーツーリズムの課題解決に向け、白馬村と連携協定も結んでいて、白馬村での成功を事例に都市圏中心の「ウーバータクシー」のエリア拡大も図りたい考えです。