Nothing (2a) Plusは、すばらしい低価格帯スマホ。1点を除いて…
バッテリー持ちがすごい
Nothing (2a) Plusの6.7インチのAMOLEDディスプレイは、リッチで鮮やかな色を見せてくれます。解像度は2,412 x 1,084で十分にクリア、輝度は1,300ニトで明るいライティングの下でも使えます。このレビュー執筆中かなりの時間、大きく明るい窓の近くで過ごしてましたが、そのときの画面輝度は20%で大丈夫でした。カメラレビュー用の写真は、編集部に向かう途中のマディソン・スクエア・ガーデンで撮りましたが、明るい日光の下でビューファインダーを見るのも問題ありませんでした。 画面リフレッシュレートは30~120Hzで、設定で「ダイナミック」「ハイ」「スタンダード」から選べます。私はたいていの場合「ダイナミック」に設定してました。「ハイ」だとバッテリーをガンガン消費し、「スタンダード」だと画面の動きが多少カクカクするかもしれません。 Nothing (2a) PlusのRAMは12GB、ストレージは256GB、OSはAndroid 14、プロセッサーはMedia Tek 7350 Proで最大クロック周波数3GHzです。12GBのRAMは私の使い方では十分でしたが、最大8GB追加可能なのがさらに安心です。プロセッサーもしっかり動いていて、アプリをいろいろ使っていても引っかかったり遅れたりはしませんでした。 Geekbench 6.0でのベンチマークスコアは、シングルコアが1198、マルチコアが2624でした。Nothing (2a) Plusより数万円高いSamsung Galaxy S23FEはシングルコア1690にマルチコア4025なので、まあまあ差があると言っていいでしょう。ただMedia Tekのチップでは、Geekbenchの結果が低く出るのが普通です。普通に使っている限り、事務的な使い方でもエンタメでも、Nothing (2a) Plusのパフォーマンスに不満が出ることはなさそうです。 最近のスマホだとバッテリー容量は4000mAh前後以下が多いですが、Nothing (2a) Plusは5000mAhあります。私は3時間のYouTube動画を480pで、画面輝度20%で見てみましたが、フル充電の状態で見始めて、終わった時点でも71%残っていました。なので充電ゼロになるまでは、ざっくり10時間といったところです。屋内や夜では画面輝度はもっと低くしてることも多いので、実際11時間かそれ以上持つかもしれません。