Nothing (2a) Plusは、すばらしい低価格帯スマホ。1点を除いて…
グリフは機能より見た目
Nothing (2a) Plusでは、ユーザーの設定に基づいて背面の3つのグリフライトが光ります。大事な連絡先をピックアップして、それぞれにグリフのパターンを割り当て、光り方で誰からの電話かわかるようにしたりもできます。Essential Notificationオプションを設定すると、大事な通知に関してはグリフのパターンが点灯したままになって、見逃しを予防できます。 Music Visualization機能をオンにすると、その名の通り、音楽に合わせてグリフライトを光らせることができます。いろんなアプリの中で、グリフを進捗度のバーとして使うこともできます。たとえば音量インディケーターを有効にすると、音量を上げたときに光の線が伸びる、といった感じです。Uber Eatsみたいなアプリと連携させて、オーダーしたものの進行状況を光のバーの伸び具合で見られます。 Nothing (2a) Plusはグリフがなくても全く問題ありませんが、グリフがあるからこそ特別な1台になります。ユニークなスマホが圧倒的に不足するこの時代にあって、Nothing (2a) Plusのグリフは本当に楽しめました。機能的には全然重要じゃないんですが、体験全体を底上げしてくれました。
指紋リーダーには困惑
Nothing (2a) Plusの指紋リーダーは、私の右親指が気に入らなかったみたいで、読み取りに完全に失敗してました。一旦指紋データを削除して登録し直そうとしたんですが、それでも解決できませんでした。アンロックしようとするたびに5回くらい指紋を試し、結局認識してもらえず、しかたなくパスコードを入力してました。 でもなぜか、左の親指はちゃんと認識されてました。ソフトウェアアップデートに望みをかけていましたが、効果なしでした。この問題についてNothingにコメントを求めていますが、記事執筆時点でまだ回答はありません。 でも一旦アンロックしてからの操作は、ナビゲーションがiOSと似てるのですぐに慣れました。ホームに戻るには上スワイプ、右から左スワイプで戻る、上スワイプからの右スワイプでバックグラウンドで開いているアプリを確認、などなど。むしろNothing (2a) Plusのほうがスワイプに対して触覚フィードバックがあるので気持ち良いです。Androidを使い慣れてる人は、通常のAndroidの3ボタンナビゲーションに切り替えるのも可能です。 電源ボタンはカスタマイズ可能で、ダブルクリックからいくつかのアクションを呼び出すように設定できます。私はカメラアプリの立ち上げを割り当てました。Moto Razr+と違い、マルチタスキング機能はNothing (2a) Plusではもっとシンプルでした。Moto Razr+だと画面を2回スワイプで、ミスタップが起こりやすいんですが、Nothing (2a) Plusではウィンドウを長押しして画面の上のほうにドラッグします。すると小さなボックスが出てくるので、その後は画面のボックス以外の部分で別のタスクができます。 ただスクリーンショットを撮るジェスチャーは、あんまり直感的じゃないです。画面の上半分に3本指をあてて、一瞬後に下スワイプ、です。ムダに複雑だし、撮り損ないもあれば、意図せず撮れてしまうこともありそうです。