【京都】感動!モダンな進化系和菓子のお店6選
3. 兎亀屋
伝統の中にも新しい風を。王道とモダンが共存する和菓子店。 〈亀屋良長〉をはじめ老舗和菓子店で研鑽を積んだ主人・西澤誘祐(ゆうすけ)さんが2023年6月にオープンした和菓子店。看板商品は、四季の上生菓子と、オリジナル型で作る干菓子。「京都の和菓子は素朴さが命。その伝統を伝えていきたい」と、梅やプラムなどの果汁で餡を炊くなど技を効かせながらも、京都の季節を映した王道の上生菓子が並ぶ。一方、「パン好きが多い京都人の趣向を形にした」という「ベーカリー」シリーズの干菓子は、遊び心あふれる人気作。若者向けのギフトにも好評だ。
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〈兎亀屋〉(ときや) 住所:京都府京都市上京区下立売御前通東入ル西東町361 TEL:075-279-3515 営業時間:10:00~17:00 定休日:月火休ほか不定休あり イートインはなく持ち帰りのみ。
4. 茶房 居雨
気鋭の茶司菓匠による、お茶やお酒も楽しめる本格コース。 2024年3月、工藝ギャラリー〈KYO AMAHARE〉の奥にある蔵に茶房が誕生。こちらは福岡の茶房〈万 yorozu〉の茶司・德淵卓さんが監修。お茶に合わせるのは、〈ピエール・エルメ サロン・ド・テ〉など名店で経験を積んだ福井〈昆布屋孫兵衛〉17代目・昆布智成さんが手掛けたオリジナルの和菓子だ。例えばベルガモットの道明寺羹をエルダーフラワーソースやライムの果皮で仕上げた「みぞれかん」など、和洋の境界を軽々と飛び越えた菓子は革新的で、薫り高い。
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〈茶房 居雨〉(さぼう きょう) 住所:京都府京都市中京区油屋町127 TEL:非公開 営業時間:11:00~19:00(月2回19:00~23:00の夜営業あり) 定休日:水休 席数:10席
5. UCHU wagashi 寺町本店
上質な抹茶を巧みに使い、定番の和菓子をブラッシュアップ。 京都のデザイナー・木本勝也さんが2010年に立ち上げた和菓子ブランドの本店が、2024年3月にリニューアル。新たに登場した喫茶スペースでは、坪庭を眺めつつ、ゆったりとお菓子が楽しめるように。カラフルな羊羹や三色団子など古き良き和菓子をアレンジしたメニューの中でも、イチオシは「抹茶のおしるこ」。宇治の名茶園〈山政小山園〉の上級抹茶「小倉山」を使い、苦味のある葛クリームと共に味わう白玉とあんこは、シンプルながら品質の良さを実感できる。