大阪市・松井市長が定例会見8月26日(全文1)大規模接種センターで妊婦優先予約枠を設定
認知症の普及啓発活動を実施
まず9月の1日から認知症をもっと知っていただくために、区役所などでクイズ形式で認知症を分かりやすくお伝えする動画を放映いたします。また世界アルツハイマーデーの9月21日の18時から24時まで、認知症への認識を高め、認知症患者の方やその家族に希望を持っていただけるように本庁正面、この本庁舎正面玄関を認知症支援の色でありますオレンジ色にライトアップいたします。そのほか、複数の区役所ではパネル展示や広報誌への特集の掲載、地域包括支援センター等では川柳の大会などを開催し、広く啓発を行います。詳細はホームページや認知症アプリのナビ等でお知らせをいたします。 認知症の方やその家族が希望を持って日常を過ごせる社会にするためには、認知症の理解を広めることが必要です。大阪市では引き続き認知症の人の意思が尊重され、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができる社会の実現を目指しまして、認知症施策を推進してまいります。僕からは以上です。 司会:それでは質問をお受けします。必ずマイクを通しまして社名と氏名をお名乗りの上、ご質問をお願いします。質問は市政関連のみでお願いします。では幹事社の関西テレビさん、お願いします
大阪市で認知症への理解はどの程度進んでいるのか
関西テレビ放送:関西テレビの沖田です。認知症計画についてなんですが、前提として今、大阪市で認知症に対しての理解はどの程度お進みとお考えでしょうか。 松井:令和元年度の大阪市の高齢者の実態調査では認知症はほとんどの方が知っていますが、依然として約40%の方が症状などは分からないと答えており、認知症の方や家族が置かれている状況を多くの方に知ってもらう、周知啓発に努める必要があると、こう考えています。 関西テレビ放送:啓発については広報誌やパネルの展示だけではなくて、本庁舎をライトアップするということですが、それによってどういった効果を期待されていますか。 松井:ライトアップっていうのは視覚的にインパクトが大きいために、より注目を集めることができると考えています。多くの方に認知症支援の色がオレンジであることを知っていただくということで、認知症についての理解をしていただくきっかけづくりということを期待しています。 関西テレビ放送:インテックスでの妊婦の方の優先接種に関してなんですが、いま一度、妊婦の方に優先で接種行うということの意義と、あと個別接種でも呼び掛けるかどうかについて教えてください。 松井:まず千葉県でちょっと不幸な、ああいう事故になりました。妊娠中の母親、女性の方がコロナに感染をし、その胎児が少し早く生まれて、自宅で産んでしまった、産んだと。そのことによって胎児が、その赤ちゃんが亡くなったと。そのことがあったんですけど、これは赤ちゃんがコロナで亡くなったわけではないのでね。この女性、お母さんもコロナで亡くなったわけじゃないんですけど、やはりコロナに感染することで結局、普通、妊娠すると、かかりつけ医がいらっしゃるはずなんですよ。ところがやっぱり、かかりつけ医の診療所ではコロナ対応ができていなかったということで、受け入れる病院がなかったことが一番、もうこれ問題です。もう大問題だと思う。コロナで亡くなったわけじゃなくて、妊婦さんが出産するときに、コロナの陽性という結果が出た妊婦さんが出産する場所がなかったというのが一番問題で、これを解決するにはそういう方でも受け入れれる、そういう施設が、対応できる医療機関があること。これ、大阪にはあります。