なぜ横浜DeNAは広島との開幕戦に大敗したのか…防がねばならなかった失点
横浜DeNAが3年連続黒星スタートとなった。本拠地に広島を迎えての開幕戦。エラーなど防ぐことのできた失点が響き、初の開幕投手となった東克樹(26)が中指の皮がめくれるアクシデントで6回途中で降板するなどして3-11と完敗した。
“番長”がヘリコプターから降臨?!
空から“番長”が舞い降りてきた。 横浜DeNA恒例の開幕セレモニーは、史上最多を更新したファンの度肝を抜くものだった。人気ギタリストのMIYAVIのギターパフォーマンスでスタートした「反撃の炎とロック」をテーマにしたイベントは、ヘリコプターにユニホーム姿の三浦監督が乗り込むシーンがビジョンに映し出されたところからクライマックスを迎えた。 横浜スタジアムの上空にヘリが出現すると同時に、スクリーンでは、座席から三浦監督の姿が消え、後部ドアが開いたシーンが。そして次の瞬間、バックスクリーンの最上部に三浦監督“らしき”人物が降臨。背を向けてその場に立つと場内からどよめきが起きた。 担当者の説明によると「スーパーボウルのハーフタイムショーのようなエンターテインメント性を極め、12球団で一番のパフォーマンスを見せてファンに喜んでもらうことがコンセプト。横浜反撃というチームスローガンをドーム球場では感じられないハマスタの空というものの中で表現したかった」という発想から生まれたアイデア。2012年ロンドン五輪の開会式では「007」をテーマに女王陛下と共にヘリコプターに乗り込んだジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグが地上に降臨するという演出があり、それをオマージュしたという。 BIGBOSS新庄が29日の本拠地開幕でどんなパフォーマンスを用意しているかわからないが、お先に横浜DeNAが話題をかっさらう仰天の演出だった。 だが、そのせっかくのセレモニーの盛り上がりも開幕白星につながらなかった。しかも、3-11の完敗。三浦監督も「残念な結果です」と悔しさを噛み締めた。